中国映画レビュー「志愿军:雄兵出击 The Great War」

志愿军:雄兵出击(志願軍:雄兵出撃)

 

【本記事は極力ネタバレせず記述していますが、心配な方は映画鑑賞後にご覧ください。】

 

 

志愿军:雄兵出击


www.youtube.com 志愿军: 雄兵出击 终极预告

 

【スタッフ & キャスト】

2023年 中国 141分
監督: 陈凯歌(チェン・カイコー)
出演: 唐国强(タン・グオチャン)王砚辉(ワン・イェンホイ)刘劲(リュウ・ジン)辛柏青(シン・バイチン)张颂文(チャン・ソンウェン)黄晓明(ホアン・シャオミン)章子怡(チャン・ツィイー)朱亚文(チュー・ヤーウェン)

 

 

【ストーリー】

1950年6月に北朝鮮の砲撃により始まった朝鮮戦争は、米軍を中心とした国連軍の反撃で、今度は中国へ迫ってきた。前年に建国が成立したばかり、まだまだ不安定な国情から消極的だった中国と国家主席・毛沢東はしかし、国境へと迫りつつある軍勢に遂に参戦を決意する。
士気上がる中国の志願軍が、兵力を見誤った国連軍に大攻撃を仕掛け、1950年11月末の「アメリカ陸軍史上最大の敗走」を引き起こすまでを描く。

 

 

【感想】

ひさしぶりに見る王道の主旋律映画。豪華な俳優陣が多数出演するのだが、描き方も、やる気と行動こそが勝利に最も重要という、今どき驚くほど古典的な思想に貫かれていて、これが三部作の第一部と考えるとちょっと疲れる映画であった。

巨匠・陈凯歌(チェン・カイコー)の監督作とはいえ、そういう作家性を全面に打ち出す表現というより、大河ドラマ的に朝鮮戦争での人民志願軍を描いている印象だ。つい最近、ほぼ同じ題材で、なんなら自身も監督した「1950 鋼の第7中隊(2021)」と続編「1950 水門橋決戦(2022)」という大ヒット作があるのに、なぜ再び、しかも三部作という大作で作るのかは不思議なところ。作りたいのは政府だけではないのか等と思ったが、本作もしっかりヒットしたので需要があったのは確かだ。穿った見方をすれば、そろそろこの題材は日本での忠臣蔵とかに近い、繰り返し語られる定番ストーリーに成り/成らせつつあるのかもしれない。

 

志愿军:雄兵出击

 

という事で見どころは戦闘シーンと言いたいが、それは「1950~」シリーズの方が遥かにやりたい放題やっており、本作の重点はむしろそこに至るまでの人間ドラマだ。この第一部では、「1950 鋼の第7中隊」が東部戦線での戦場「長津湖」に焦点を当てたのに対し、戦争参加までの決断、圧倒的に不利な戦力差を覆す戦術の検討、そして「1950~」と同時期だが西部で起こった「梁水洞の戦い」、「三千里と龍元里の戦い」、「松骨峰の戦い」という3つのよく知られた戦果を描く。という事で、ひたすら戦闘シーンを見せていた「1950~」シリーズより本作のほうが、(当時の)国家の意思やイデオロギー、兵士たちの戦意をより鮮明に表現して、さらに主旋律映画らしくなったといえる。

ただし残念ながらと言うべきか、それら劇中での様々な決断の多くは、残念ながら国のメンツやべき論、つまりイデオロギーを元に決断されていて、またそれを良しとする描写なのが非常に気になった。前線の兵士たちの犠牲は勝利のためには仕方ないと言わんばかりだし、それはつまり、第二次大戦で日本軍が犯した過ちと同じ決断プロセスに見えるのだ。

 

志愿军:雄兵出击

 

また、軍事行動としてもストーリー優先になっている点も色々あって、戦争映画としては評価しづらい。軍令を無視した勝手な行動で成果を挙げたり、突撃を志願する連隊長に作戦を必ず成功させるという宣誓書を書かせたり、合理的な軍事行動をとる上で絶対にありえない、愚の骨頂のような場面が登場する。およそまともな軍として志願軍を描きたいのであれば、これらの安直なドラマチック演出は絶対に避けるべきだと思うのだが。

残念ながら志願軍は基本的に歩兵の戦いなので、戦争シーンであってもなかなかドラマチックなシーンになりにくい。その為、ややもするとゲリラ的な戦闘だったり自爆テロ的な行動が描かれ、より"無駄死に"感が増して見える。そうして、漲るほど戦意が高揚したまま「最後の一人まで」「この命尽きるとも」戦い抜くという、近代戦とは程遠い血生臭い勝利へと突き進むのだ。これを見た当事者になりうる若い男性たちは何を思うのだろうか。

 

志愿军:雄兵出击

 

当時のアメリカは、当初朝鮮戦争への参戦には消極的で、中国が攻め込まれる可能性は低かったようだが、それでも反共産主義運動は強烈だし、成立後まだ一年目の国としての基盤も整っていない中国にとって、尋常でない脅威であったのは確かに理解できる。
そして、史実の上でも中国に勝算は無かったし、ここでの志願軍の勝利も敵を遥かに上回る死者数を積み上げてようやく得たものなので、映画での凄惨で泥臭い戦いでの勝利という表現は確かに史実通りではある。しかし、それを2023年にそのまんま描くのはあまりに時代錯誤ではないかと、見ている最中には思っていた。

だが見終わって、落ち着いて考えると、実際のところ、今のウクライナの人々、なによりそれを支援する我々だって、正に反ロシア、自由主義の「イデオロギー」で戦っていると言える。仮にウクライナ戦争でも、当時の中国志願軍のような熱意があれば、もっと早くに終結していたのかも…などと考えてしまう時もある。冷静に考えてみれば、今この映画を見て簡単に笑ってしまえる西側諸国の人間も実は多くないかもしれない、というような考えが交錯する。いや、本当に恐ろしい話ではあるのだが。

ニューヨークの国連本部での、中国代表の演説が、最後の戦闘シーンにモンタージュ的に挟まれていく。ここも、当時の覇権主義的で尊大なアメリカを現在のロシアに重ねて見ると感想は変わってくるだろう。どちらが良いというより、こっちの見方にも説得力を持ってしまっているのが現在の世界なのだという事を実感してしまう。

現在進行系の戦争が今まさに起こっている最中に見ると、いろんな意味で深く考えさせられるし、"彼ら" の見えている風景を学ぶという点で、一度は見てみて欲しい映画であった。

 

志愿军:雄兵出击

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【トピック】

◯ 国慶節休暇にあわせて2023年9月28日に全国公開。公開初週は张艺谋(チャン・イーモウ)監督作「坚如磐石」と人気シリーズの続編「前任4:英年早婚」に次ぐ興収ランキング3位。その後4週間にわたり同じ順位をキープした。最終的な興行収入は8.65億元(179億円)を記録した。

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◯ 本作は「志願軍三部作」の第1作として作られており、朝鮮戦争(抗美援朝战争)での中国と中国志願軍の3年間の戦いを描く。
第1作めである本作は、開戦前から
1. 志願軍が朝鮮で最初の戦闘に勝利した梁水洞の戦い
2. 第38軍第113師団が徳川を占領、70キロ以上の行軍で攻撃した三千里と龍元里の戦い、
3. 第112師団第335連隊の中隊が100人の兵を率いて陣地を守った松骨峰の戦い
という3つの戦闘を軸に1950年11月30日の時点まで描く。

 

◯ 「志願軍」シリーズ第2作は、1950年12月~1951年6月までの中国で呼ぶ第三次戦役~第五次戦役という38度線での攻防まで、第3作は上甘嶺での戦いや1953年7月の板門店での停戦協定までを描く予定となっている。
本作の撮影は2022年に開始し、最終的には公開直前の2023年8月15日にクランクアップした。

※数年前に公開された映画「バトル・オブ・ザ・リバー 金剛川決戦(2020)」は、次作で描かれる予定の第三次戦役での戦闘を描いた作品である。

 

 

◯ 陈凯歌(チェン・カイコー)は、特にデビュー作「黄色い大地(1984)」、美しい映像で京劇役者の物語を描くカンヌ・パルムドール受賞の名作「さらば、わが愛/覇王別姫(1993)」で知られる、张艺谋(チャン・イーモウ)とならぶ中国第5世代を代表する映画監督。
文化大革命に翻弄され、映画監督のキャリア開始後にアメリカに移住していた時期もあったが、昨今の数年は主旋律映画=国威発揚的な内容の作品が続いている。
主な作品は上記2作に加えて「北京ヴァイオリン(2002)」「空海 ーKU-KAIー(2017)」など。最近作はオムニバス映画「愛しの母国(2019)」「1950 鋼の第7中隊(2021)」と続編「1950 水門橋決戦(2022)」

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唐国强(タン・グオチャン)

◯ 国家主席・毛沢東

◯ 唐国强(タン・グオチャン)は1970年代より膨大な出演数を誇る著名俳優。中国表演芸術学会名誉会長、そして「长征(1996)」「张思德(2004)」「香山の春1949(2019)」をはじめとする数多くの作品で、本作と同様に毛沢東を演じてきた俳優(特型演員と呼ばれる)。
名優ジョアン・チェンが一躍知られるようになった「小花(1979)」で、彼も多くの賞を受賞。そこから1990~2000年代を中心に数多くの映画・ドラマで活躍した。主な作品にドラマ「三国演义 (1994) 」「开国领袖毛泽东 (1999) 」「雍正王朝 (1999) 」「大敦煌 (2006) 」「大决战 (2021) 」などがある。

志愿军:雄兵出击

志愿军:雄兵出击



 

王砚辉(ワン・イェンホイ)

◯ 中国人民志願軍司令官・彭德怀

◯ 王砚辉(ワン・イェンホイ)は1969年昆明生まれ。日本では「薬の神じゃない!(2018)」への出演がわかりやすいが、2006年の曹保平(ツァオ・バオピン)監督作「光荣的愤怒(2006)」で知られるようになり、以来「李米的猜想 (2008) 」「烈日灼心(2015)」「追凶者也 (2016) 」と監督の作品では常連となっている。
その他、映画「无名之辈 (2018) 」「ビッグ・ショット(2019)」、ドラマ「リトルハピネス~小歡喜 (2019) 」などに出演。

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刘劲(リュウ・ジン)

◯ 当時は国務院総理であった周恩来を演じたのは刘劲(リュウ・ジン)

◯ 1963年生まれで1980年代後半から俳優として活躍しているが、今まで30作以上の数多くの作品で周恩来を演じてきた特型演員
主な作品は「长征(1996)」「周恩来在上海 (1998) 」「延安颂(2003)」「建国大业 (2009) 」「香山の春1949(2019)」など。

志愿军:雄兵出击



 

辛柏青(シン・バイチン)

◯ 志願軍司令部の高級参謀だが、前線に赴き戦闘に参加する李默尹。

◯ 一級演員で、特に初期は演劇で活躍しており、その後映画「空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎(2017)」で金鶏奨助演男優賞にノミネート。
最近ではウォーターボーイズの中国版「五个扑水的少年(2021)」でコーチ役を演じ、さらに昨年日本公開の「柳川(2022)」で金鶏奨助演男優賞を受賞した。

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张颂文(チャン・ソンウェン)

◯ 国連中国代表・伍修权

◯ ロウ・イエ監督作品の常連で「パリ、ただよう花(2011)」「シャドウプレイ(2019)」、そして先ごろ日本公開の「サタデー・フィクション」にも出演。
ドラマ「バッド・キッズ 隠秘之罪(2020)」で主人公の父親役で知られるようになった。共産党100周年となる2021年には「革命者(2021)」で主演、「1921(2021)」でも大きい役で出演と、同時期公開の2作で活躍。昨年も大ヒットドラマ「狂飙(2023)」や映画「第八个嫌疑人(2023)」など、多くの作品に主演格で出演している。大ヒット映画「孤注一掷(2023)」では恐らく「狂飙(2023)」との関連で謝辞に名前が挙げられている。

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章子怡(チャン・ツィイー)

◯ 国連中国代表の通訳を務めた、唐笙

◯ 言わずとしれた名優、章子怡(チャン・ツィイー)は、张艺谋(チャン・イーモウ)監督の「初恋のきた道(1999)」でデビュー。その後も「HERO(2002)」「LOVERS(2004)」などの監督作に出演した。アカデミー外国語映画賞作の「グリーン・デスティニー(2000)」でハリウッド・デビューし、海外作品にも多数出演している。
主な作品に王家衛(ウォン・カーウァイ)監督の「2046(2004)」「グランド・マスター(2013)」、芸妓を演じた「SAYURI(2005)」、馮小剛(フォン・シャオガン)監督作「女帝 エンペラー(2006)」、精華大学100周年映画「无问西东(2018)」など。
オムニバス映画「父に捧ぐ物語(2021)」《诗》編では初めて監督を務めている。

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张子枫(チャン・ズーフォン)

◯ 国連中国代表の通訳を務めた、李晓。

◯ 岩井俊二監督「チィファの手紙(2018)」で金馬獎主演女優賞を受賞し、「ヤンチャな兄 どっか行け(2018)」などに出演の後、中国金鶏奨受賞の名作「シスター 夏のわかれ道(2021)」で主演した。その他にも「唐人街探偵 東京MISSION(2020)」、主演作「この夏の先には(2021)」「アウトブレイク(2021)」などに出演している。

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黄晓明(ホアン・シャオミン)

◯ 第38軍第113師師長・江潮。14時間で72.5kmの強行軍を行い、三所里と龍源里で突破に成功した。

◯ 古装劇ドラマ「神鵰侠侶(2006)」「鹿鼎記(2008)」で人気を確立し、邓超(鄧超、ダン・チャオ)陈坤(チェン・クン)劉燁(リウ・イェ)らと共に「四大中生」と呼ばれていた。
チャン・ツィイーとの共演「无问西东(2018)」や、陳国輝(トニー・チャン)監督による「ブレイブ 大都市焼失(2019)」&「平凡英雄(2022)」に出演。韩寒(ハン・ハン)監督の「四海(2022)」にも出演している。
ドラマでは「君、花海棠の紅にあらず(2020)」「琅琊榜<弐>(2017)」「功勋 (2021) 」など。

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纪焕博(ジ・ロック)

◯ 第38軍第113師政治委員・于敬山。14時間で72.5kmの強行軍を行い、三所里と龍源里で突破に成功した。

纪焕博(ジ・ロック)はモデルでもある俳優。主な出演作はドラマ「海上牧雲記(2017)」、映画では张艺谋(チャン・イーモウ)監督作「崖上のスパイ(2021)」「古董局中局(2021)」「93國際列車大劫案:莫斯科行動(2023)」などに出演している。

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李光洁 (リー・グアンジエ)

◯ 第38軍第113師第338団団長・朱月华。14時間で72.5kmの強行軍を行い、三所里と龍源里で突破に成功した。

李光洁 (リー・グアンジエ)は1981年生まれ。ドラマ版「サンザシの樹の下で(2011)」「杜拉拉升职记 (2010) 」などで知られるようになる。ドラマでは「ワイルド・ブルーム(2022)」などに出演。
映画では「流転の地球(2019)」「ルームシェア(2018)」「クラウディ・マウンテン(2021)」などに出演している。

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朱亚文(チュー・ヤーウェン)

◯ ソ連で軍備・戦術を学び、志願軍の作戦立案等にアドバイスをした吴本正。

◯ 「建国大業(2009)」や中国版「見えない目撃者(2015)」で知られるようになる。ドラマ「大明皇妃(2019)」でも主役を務めた。
最近の出演作ではコロナ禍を描いた「アウトブレイク(2021)」、3人の名監督による「1950 鋼の第7中隊(2021)」&「1950 水門橋決戦(2022)」、张艺谋(チャン・イーモウ)監督「崖上のスパイ(2021)」などがある。

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魏大勋(ウェイ・ダーシュン)

◯ 毛沢東の息子・毛岸英

魏大勋(ウェイ・ダーシュン)は吉林出身の俳優/歌手。ドラマ「月光のイタズラ(2016)」「青春警事(2018)」「平凡的荣耀(2020)」など。映画では、韓国映画「偉大な願い(2016)」の中国版「小小的愿望(2019)」で、天然ぽい穏やかな青年の役を演じている。「1921(2021)」では若き蒋介石を演じた。

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肖央(シャオ・ヤン)

◯ 雇われトラックドライバーとして戦場に来たが、志願軍に協力する赵安南。

肖央(シャオ・ヤン)は、元々は筷子兄弟という音楽デュオの一人だが映画にもよく出演しており、「老男孩  (2010)」では出演と主題歌も歌ってヒットした。ちなみに主題歌はスキマスイッチ大橋卓弥の「ありがとう」の中国語版である。最近は「唐人街探案」シリーズ中2作、そして名作「シスター 夏のわかれ道(2021)」に出演しているので、ここでの存在感が大きい。また共謀家族(2019) 」と続編「误杀2(2021)」や、「人潮汹涌(2021)」など数多くの主演作がある。

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王骁(ワン・シャオ)

◯ 数多くの戦功を挙げた第38軍軍長・梁兴初

王骁(ワン・シャオ)は2002年デビュー。当初はドラマ「重案六组2 (2003) 」や映画「我的长征 (2006) 」などの警察や軍隊ものに多く出演。その後「永遠の桃花~三生三世~(2017)」「夢幻の桃花(2020)」「風はロンシーから吹く(2022)」などの古装劇でも知られるようになった。昨年は大ヒットドラマ「狂飙 (2023) 」や映画「三大队 (2023) 」などに出演している。

志愿军:雄兵出击

 

 

 

魏晨( ウェイ・チェン)

◯ 第38軍第112師第335団第3連の隊長・戴如义。「松骨峰阻撃戦(清川江の戦い)」に参加し、志願軍から「最可愛的人」と賞賛される(作家魏巍の「誰是最可愛的人」の題材)。ただし実在の人物ではない。

魏晨( ウェイ・チェン)は2007年に歌手のオーディション番組「快乐男声」からデビューした歌手・俳優。当初は歌手として活動し、ドラマ「一起来看流星雨 (2009) 」で俳優デビュー。映画「君といた日々(2014)」にも出演した。
最近の出演作は「エイト・ハンドレッド (2020)」「バトル・オブ・ザ・リバー(2020)」「三大队 (2023) 」などに出演している。

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陈飞宇(チェン・フェイユー、アーサー・チェン)

◯ 第38軍第112師第335団第3連の副隊長・孙醒。「松骨峰阻撃戦(清川江の戦い)」に参加し、志願軍から「最可愛的人」と賞賛される(作家魏巍の「誰是最可愛的人」の題材)。ただし実在の人物ではない。

陈飞宇(チェン・フェイユー、アーサー・チェン)は本作監督・陈凯歌(チェン・カイコー、陳凱歌)の息子。母は女優の陈红
2017年に17歳で俳優デビューし、主演ドラマ「将夜 戦乱の帝国(2018)」や张婧仪(チャン・ジンイー)と共演した「点燃我,温暖你(2022)」などで知られている。父、陈凯歌(チェン・カイコー)が総監督した「愛しの母国(2019)」でも白昼流星編に刘昊然(リウ・ハオラン)と共演している。
昨年、周也(ジョウ・イエ)と共にSFラブロマンス映画「倒数说爱你(2023)」に主演した。

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尹昉(イン・ファン)

◯ 第38軍第112師第335団第3連の指導員・杨少成。「松骨峰阻撃戦(清川江の戦い)」に参加し、志願軍から「最可愛的人」と賞賛される(作家魏巍の「誰是最可愛的人」の題材)。ただし実在の人物ではない。

尹昉(イン・ファン)は、深圳の若者のダークサイドを描いた李睿珺(リー・ルイジュン)監督の良作「路过未来(2018)」での演技が印象的だったが、その翌年には名作「少年の君(2019)」にて主人公2人に同情的な刑事の役で出演している。
その他、「オペレーション:レッドシー 红海行动(2018)」「ペガサス/飛馳人生(2019)」にも出演している。

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张宥浩(ジャン・ヨウハオ)

◯ 第63軍戦場記録員・杨三弟

张宥浩(ジャン・ヨウハオ)は、古装劇「永遠の桃花~三生三世~(2017)」で知られるようになる。その後ドラマ「风犬少年的天空(2020)」&「僕らが空を照らしたあの日(燃野少年的天空、2021)」「了不起的老爸(2021)」「四海(2022)」などに出演し、昨年春節にも雷佳音(レイ・ジャーイン)主演作「交换人生(2023)」、この冬には曹保平(ツァオ・バオピン)監督の話題作「涉过愤怒的海(2023)」出演と、特に映画で活躍を始めている期待の若手だ。

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李感(リ・ガン)

第40軍第118師第354団団長・褚传禹。1950年10月25日に第118師は温井で韓国軍の大隊に遭遇。奇襲により韓国軍を全滅させ、後にこの日が中国人民志願軍出国記念日と制定された。

◯ 1991年生まれ2014年にデビューした李感(リ・ガン)は、趙今麦(チャオ・ジンマイ)、白敬亭(バイ・ジンティン)主演のミステリードラマ「開端 -RESET-(2022)」や医療ドラマ「问心 (2023) 」などに出演している。

志愿军:雄兵出击

 

 

 

李乃文(リー・ナイウェン)

◯ 志願軍副司令官として前線指揮にあたった韩先楚

◯ ドラマ「爱在苍茫大地(2010)」「爷们儿(2014)」などで知られる。映画では名作「薬の神じゃない!(2018)」やコロナ禍を描いた「你是我的春天(2022)」など。ドラマ「平凡之路(2023)」にも出演。张艺谋(チャン・イーモウ)監督作「崖上のスパイ(2021)」「坚如磐石(2023)」にも出演している。

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贾冰(ジア・ビン)

◯ 作戦部部長・李涛。志願軍という名称を考案した事でも知られている。

贾冰(ジア・ビン)は喜劇、特に小品などのコメディで大変知られた俳優である。
映画では「小小的愿望(2019)」「父に捧ぐ物語(2021)」《鸭先知》編、昨年は「哥,你好(2022)」やジャッキー・チェン主演「龙马精神(2023)」、良作「保你平安(2023)」などに出演。ドラマでは大ヒットサスペンス「狂飙(2023)」にも出演している。

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中国映画レビュー「保你平安 Post Truth」 - daily diary

 

 

 

海清(ハイ・チン)

北京協和医院の産婦人科医・林巧稚

海清(ハイ・チン)は2003年に俳優デビューし、主演したドラマ「双面胶(2007)」で知られるようになる。さらに大ヒットした主演ドラマ「彼と私と両家の事情(2009)」で数多くの賞を受賞し、その後もドラマ「蜗居(2009)」「小别离(2016)」、ダンスオーディション番組「中国好舞蹈(2014)」では講師として出演するなど活躍している。さらに2018年にはダンテ・ラム監督の大ヒット作「オペレーション:レッド・シー(2018)」に出演、章子怡(チャン・ツィイー)が監督した「父に捧ぐ物語(2021)」《诗》編出演などなど…大作から主演ドラマまで、数多くの作品で活躍している。
そして昨年、李睿珺(リー・ルイジュン)監督の良作「小さき麦の花(2022)」に主演した。

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中国映画レビュー「小さき麦の花 隐入尘烟 Return to Dust」 - daily diary

中国映画レビュー「父に捧ぐ物語 我和我的父辈 My Country, My Parents」 - daily diary

 

 

 

郭晓峰(グオ・シャオフェン)

◯ 当時は副主席だった後の二代目国家主席・劉少奇

◯ 1997年の中国の成立直前の戦いを描いた歴史映画「大转折(1996)」シリーズでデビュー。主な作品にドラマ「我是真的 (2011) 」「国门英雄 (2011) 」、胡歌(フー・ゴー)主演の「伪装者 (2015) 」、任嘉伦(アレン・レン)主演「花様衛士 (2019) 」などがある。

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安荣生(アン・ロンシャン)

◯ 後の三代目国家主席・鄧小平

安荣生(アン・ロンシャン)「长征(1996)」「相伴永远 (2000) 」「日出东方 (2001) 」「春雨沙沙 (2009) 」など数多くの作品で鄧小平を演じてきた特型演員である。

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王传君(ワン・チュエンジュン)

◯ 国連中国代表顧問・乔冠华(喬冠華)

王传君(ワン・チュエンジュン)は、2007年にオーディション番組「加油!好男儿」井柏然(ジン・ボーラン)らと共に出演して知られるようになった。コメディドラマ「爱情公寓(2009)」で日本人漫画家を演じて人気になる。
大ヒット映画「薬の神じゃない! 我不是药神(2018)」での主役チームの一員だったのを覚えている人も多いのではないだろうか。この監督の次作「素晴らしき眺め(2022)」にも出演。
程耳(チェン・アル)監督の浅野忠信出演「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・上海(2016)」と 梁朝偉(トニー・レオン)が金鶏奨主演男優賞を受賞・王一博(ワン・イーボー)と共演の「無名(2023)」にも出演。2023年はそれ以外にも、日本では娄烨(ロウ・イエ)監督作「サタデー・フィクション(2019)」が公開、社会現象にまでなった大ヒット作「孤注一掷(2023)」、大ヒットSFドラマ中国版「三体(2023)」と大作出演が目白押しの出世の年となった。

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朝鮮戦争を描いた中国映画・ドラマ

映画

「上甘嶺 (1956) 」

「英雄儿女 (1964) 」

「我的战争 (2016) 」

「バトル・オブ・ザ・リバー 金剛川決戦(2020)」

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ドラマ

「抗美援朝 (2000) 」

「三八线 (2016) 」

「战火熔炉 (2020) 」

「跨过鸭绿江 (2020) 」

 

 

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