2026年に上映/公開/配信/円盤予定の中国映画・香港映画たち

この時期に上映/公開/配信/Blu-rayDVD発売される中国・香港映画の全作品をリストアップ。既にレビューを書いた作品もあり。 最終更新:2026年9月2日

『長江』映画レビュー&完全ガイド | 35億も納得。さだまさしによる奇跡の記録映画(1981)

『長江』映画レビュー 「歌手・さだまさしが35億円の借金を作った映画」だけで終わらせるには、あまりにも惜しい。1980年、改革開放が始まったばかりの中国を35mmフィルムで大規模に撮影した奇蹟の贅沢さ。45年後の今こそ、その驚くべき映像の価値を再発見す…

『太陽の少年』中国映画レビュー&解説 | 甘美な青春時代を歪めていく記憶『阳光灿烂的日子 In the Heat of the Sun(1994)』

中国映画『太陽の少年』レビュー。 懐かしさを刺激する美しい光が煌めく映像、理想的なまでに美しいミューズ・米蘭(ミーラン)。そこには記憶が美化される大人だからこそ見えてくる歪み。緻密さとロマンチシズムが同居する姜文(チアン・ウェン)監督の人と…

『鬼が来た!』中国映画レビュー&解説 | 抗日映画の概念を変えようとしたカンヌ受賞作『鬼子来了 Devils on the Doorstep(2000)』

中国映画『鬼が来た!』レビュー。 センシティブな題材という先入観を脱臼させるようなブラックコメディ。香川照之の凄まじい迫力と入念に作り込まれた日本軍描写。抗日映画を変革しようとする監督の志の高さがカンヌ受賞と中国不許可を呼び込んだ力作。 200…

『罪の手ざわり』中国映画レビュー&解説 | 賈樟柯(ジャ・ジャンクー)⑥映画俳優の競演、SNS構造を組み込む先駆的試み『天注定 A Touch of Sin(2013)』

中国映画『罪の手ざわり』レビュー。 賈樟柯(ジャ・ジャンクー)の長編7作目は4つの死亡事件をオムニバス的に描く。 映画俳優たちによるケレン味ある映像は、SNSによる受け手の変化を反映した先駆的な試みでカンヌ映画祭・脚本賞を受賞。 2013年 中国・フラ…

『イン・パブリック』中国映画レビュー&解説 | 賈樟柯(ジャ・ジャンクー)⑤『青の稲妻』直前に撮影の短編ドキュメンタリー『公共場所 In Public(2001)』

中国映画『イン・パブリック』レビュー。 山西省の駅の待合所やバス停、ビリヤード場など、人が集まる「公共場所」に集う人々を記録した短編ドキュメンタリー。翌年の『青の稲妻(2002)』へと繋がるロケ地、観察者として後年のスタイルへと繋がっていく考え…

『世界』中国映画レビュー&解説 | 賈樟柯(ジャ・ジャンクー)④フォーマットの発明と革新性溢れる転換点『世界 The World(2004)』

中国映画『世界』レビュー インディペンデント映画から中国も公認するメジャー監督となってからの第一作は、ついに北京を舞台に世界を見据える。そして監督のフォーマットが世に出た転換点となる作品 2004年 中国・フランス・日本 133分 豆瓣評価:7.6/10 監…

『青の稲妻』中国映画レビュー&解説 | 賈樟柯(ジャ・ジャンクー)③無気力な若者たちの空気感『任逍遥 Unknown Pleasures(2002)』

中国映画『青の稲妻』レビュー。 賈樟柯(ジャ・ジャンクー)3作目、故郷三部作のラストは汾陽(フェンヤン)ではなく大同(ダートン)が舞台。あまりにも気だるく無気力な若者たちは、時代に裏切られた人々そのものの時間。 2002年 中国・フランス・日本・…