2026-01-01から1年間の記事一覧
香港映画「グッド・ゲーム」レビュー。 ゲーム大会での勝利を目指す凸凹チームのセカンドチャンスもの。大作ではないが良質なアクション、ゲームキャラも使った一段深いキャラクター描写で、ノリよく見れて満足度も高い佳作。 2025年 香港 95分 IMDb評価:6.…
香港映画のアカデミー賞とでもいえる金像奨が2026年4月19日に発表された。各賞の受賞とノミネート作品は以下の通り。ノミネート対象は2025年1月1日からの一年間に一般公開された長編作品となる。 作品賞 監督賞 脚本賞 主演男優賞 主演女優賞 助演男優賞 助…
映画『尋秦記 バック・トゥ・ザ・パスト』レビュー。 単体でも楽しめる作品だが、本作は“知るほど面白くなる”設計になっている。ドラマ版や背景を知っていると、登場人物の関係や物語の重みがより立体的に見えてくる。 もちろん予備知識なしでも問題なく観ら…
中国映画「鏢人:風起大漠(镖人:风起大漠)」レビュー。 長らくの停滞から抜け出し登場してきた、武俠映画の再起動を狙った大作。よりアクションへ重心を置き、80年代から現在まで各世代のアクション俳優が顔を揃えたオールスターキャスト。監督は第一人者…
武侠映画を「"武侠度"が見えるチャート」に整理。「何から見ればいいのか知りたい」「自分が今どのあたりにいるのか知りたい」という人向けの、分かりやすい「入門マップ」です。 《少林寺《SPIRIT スピリット《ウォーロード/男たちの誓い《グランド・マスタ…
劉昊然(刘昊然 リウ・ハオラン)の出演映画を初心者向けに厳選。まず観るべき代表作3本と、全出演映画一覧をわかりやすく解説。「唐人街探偵 東京MISSION」「国境ナイトクルージング」で気になった方に最適な入門ガイド。
香港映画「狂舞派3」レビュー。前作のヒットから一転、実質的に別物の映画になったストリートダンスとヒップホップの映画。香港の変化に大きく影響を受け社会派作品へと変容していった、ドキュメンタリー的に濃密な異色作。「続編」ではなく「断絶の上に作ら…
易烊千玺(ジャクソン・イー)の出演映画を初心者向けに厳選。まず観るべき代表作3本と、全出演映画一覧をわかりやすく解説。「少年の君」「小さな私」で気になった方に最適な入門ガイド。
香港映画「夜王 Night King」レビュー。 華やかな東尖沙咀(東チムサーチョイ)のナイトクラブを舞台に、黃子華(ダヨ・ウォン / ウォン・ジーワー)の話芸が炸裂する大ヒットコメディだが、あの頃の香港を懐古しつつも最後に前を向いていく。一見すると華や…
中国映画「东北警察故事3」レビュー。 タイトな作り、笑いあり&豪華ゲストあり、そして何よりも謝苗の素晴らしいアクションを満腹になるまで堪能できる最高の映画。春節映画らしさとアドレナリン全開を見事両立させている今年ベスト級の傑作。 2026年 中国 1…
香港映画「はじめて好きになった人」レビュー。 香港映画には珍しい女子高生同士の恋愛とその後を描いた2021年の作品。王道の恋愛映画っぽく描かれた美しい作品だが、あえてクィア映画として描かれていない事で公開当時議論を呼んだ。観る側の文化や価値観に…
中国映画「静寂の轟き」レビュー。 聴覚障害者=聾(ろう)者と手話をきちんとストーリーに落とし込みながら、シンプルに楽しめる高品質の社会派エンタメ。最近増えているこのジャンルの中でも入口になる事を意識したような間口の広さ。 2025年 中国 125分 豆瓣…
中国映画「驚蟄無声 スケア・アウト」レビュー。 张艺谋(チャン・イーモウ)監督の映画とは思えないほどスリリングなスパイスリラー大作。数多くの豪華ゲストにスピード感ある展開、そしてほろ苦い後味。 主演の易烊千玺(イー・ヤンチェンシー / ジャクソ…
中国映画「盛夏の聲」レビュー。 現代に京劇の学校へ集う若者たちの青春ストーリー。とても爽やかでストレートな若者たちの物語が素敵で、周美君(ジョウ/チョウ・メイジュン)の強烈な存在感と共に、彼らを通して伝統芸能の魅力や現状も教えてくれる、とて…
香港映画「無名指」のレビュー。 ホームドラマとして作られているが、三世代それぞれの障害や病とそこにまつわる心情が重なって、より重く、複雑なドラマになっていて泣ける。郭富城(アーロン・クォック)という意外なキャスティングがハマってるだけじゃな…
中国映画「志愿军:浴血和平」のレビュー。 朝鮮戦争を描いた三部作の最終作。3作目にして典型的な戦争映画から飛躍し、新しい方向性のプロパガンダ映画に到達していて、映画としてのクオリティを上げる作りになっていた。 2024年 中国 144分 監督: 陈凯歌(…
香港映画「私立探偵」レビュー。 クアラルンプールが舞台の探偵物語。李子俊(ジョナサン・リ)監督らしい緊迫する犯罪描写、美しい画作りで見せるが、なによりも古天樂(ルイス・クー)と周秀娜(クリッシー・チャウ)の背伸びしない等身大な夫婦像がとても…
香港映画「金童」レビュー。突然自分の子供を育てることになった元ボクサーが、再びボクシングで自らの再起を図るという、一見よく聞くストーリーだがとっても丁寧にバランスよく作られ、王道のボクシング映画としてきちんと仕上がった良作。 張繼聰(ルイス…
香港映画「拼命三郎」レビュー。 息子によるムエタイ挑戦を軸に、父子の関係を修復しようとする物語。だが背景には仁義のしがらみから足を洗い、過去を絶ち切ろうとする父親の香港映画的世界観が立ち表れる。啓徳(カイタック)エリアの町の変化も重ねあわせ…
香港映画「阿龍」レビュー。撮影から7年を経て公開されたことで、作品の印象が大きく変わって見える映画。 鄭中基(ロナルド・チェン)が監督として手がけた本作は、全編タイを舞台にした異国情緒と香港的なアクションを併せ持ちながら、その“時間差”を強く…
香港映画「母性のモンタージュ」レビュー。 子育ての辛さを描いた作品だが、母親の「追い詰められる感覚」を体感させるために一見「よくある事」をひたすら積み重ねていく。聞いたことのあるエピソードを積み重ねるが、そこからの驚くようなエンディング。リ…