2026-01-01から1年間の記事一覧
香港映画「無名指」のレビュー。 ホームドラマとして作られているが、三世代それぞれの障害や病とそこにまつわる心情が重なって、より重く、複雑なドラマになっていて泣ける。郭富城(アーロン・クォック)という意外なキャスティングがハマってるだけじゃな…
中国映画「志愿军:浴血和平」のレビュー。 朝鮮戦争を描いた三部作の最終作。3作目にして典型的な戦争映画から飛躍し、新しい方向性のプロパガンダ映画に到達していて、映画としてのクオリティを上げる作りになっていた。 2024年 中国 144分 監督: 陈凯歌(…
香港映画「私立探偵」レビュー。 クアラルンプールが舞台の探偵物語。李子俊(ジョナサン・リ)監督らしい緊迫する犯罪描写、美しい画作りで見せるが、なによりも古天樂(ルイス・クー)と周秀娜(クリッシー・チャウ)の背伸びしない等身大な夫婦像がとても…
香港映画「金童」レビュー。突然自分の子供を育てることになった元ボクサーが、再びボクシングで自らの再起を図るという、一見よく聞くストーリーだがとっても丁寧にバランスよく作られ、王道のボクシング映画としてきちんと仕上がった良作。 張繼聰(ルイス…
香港映画「拼命三郎」レビュー。 息子によるムエタイ挑戦を軸に、父子の関係を修復しようとする物語。だが背景には仁義のしがらみから足を洗い、過去を絶ち切ろうとする父親の香港映画的世界観が立ち表れる。啓徳(カイタック)エリアの町の変化も重ねあわせ…
香港映画「阿龍」レビュー。撮影から7年を経て公開されたことで、作品の印象が大きく変わって見える映画。 鄭中基(ロナルド・チェン)が監督として手がけた本作は、全編タイを舞台にした異国情緒と香港的なアクションを併せ持ちながら、その“時間差”を強く…
香港映画「母性のモンタージュ」レビュー。 子育ての辛さを描いた作品だが、母親の「追い詰められる感覚」を体感させるために一見「よくある事」をひたすら積み重ねていく。聞いたことのあるエピソードを積み重ねるが、そこからの驚くようなエンディング。リ…