「尋秦記 バック・トゥ・ザ・パスト」香港映画レビュー&解説「尋秦記 Back to the Past(2025)」

尋秦記 (電影) - 維基百科,自由的百科全書

尋秦記 バック・トゥ・ザ・パスト - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks映画

 

【本記事は極力ネタバレせず記述していますが、心配な方は映画鑑賞後にご覧ください。】

単体でも楽しめる作品だが、本作は“知るほど面白くなる”設計になっている。ドラマ版や背景を知っていると、登場人物の関係や物語の重みがより立体的に見えてくる。

もちろん予備知識なしでも問題なく観られるが、「なぜここで盛り上がるのか」「なぜ香港でこれほど支持されたのか」は、少しだけ知っておくと体験の密度が大きく変わるだろう。

 

 

尋秦記尋秦記

【スタッフ & キャスト】

2025年 香港 107分 IMDb評価:6.1/10 
監督:吳炫輝(ン・ユェンファイ)黎震龍(ジャック・ライ)
出演:古天樂(ルイス・クー)林峯(レイモンド・ラム)宣萱(ジェシカ・ヘスター)郭羨妮(ソニア・クォック)滕麗名(ジョイス・タン)白百何(バイ・バイホー)

 

俳優 役柄 ポイント
古天樂 (ルイス・クー) 項少龍 25年越しの企画を背負う中心人物
林峯 (レイモンド・ラム) 嬴政 ドラマ版からの成長を感じる存在
宣萱 (ジェシカ・ヘスター) 烏廷芳 ドラマ版ファンには重要な再登場
郭羨妮 (ソニア・クォック) 琴清 項少龍との関係性を支える人物

 

 

【あらすじ】

1999年にタイムマシンで春秋戦国時代へとたどり着いた項少龍【古天樂(ルイス・クー)】は、現代へと戻れなくなりこの地で平和に暮らしていた。一方、現代ではトラブルの責任を取らされる形で発明者のKen【苗僑偉(ミウ・キウワイ)】が20年の刑を受ける事となっていた。
20年後、出獄したKenは傭兵部隊とともにタイムマシン企業に乗り込み、復讐としてあの時代へと向かい嬴政【林峯(レイモンド・ラム)】に成り代わって始皇帝になる事を画策する。
春秋戦国時代では、嬴政が統一を目前にしていたが、Ken率いる部隊の襲撃によって壊滅的な打撃を受ける。嬴政は平和に過ごしていた項少龍のところへ逃げ込み、彼は現代人がこの時代へと来たことを知る。

 

 

 

【感想】

大ヒットドラマの続編となる25年ぶりの新作映画。当時ドラマを見ていた人には同窓会的な懐かしさ、そうでない人も古天樂(ルイス・クー)の執念ともいえる熱意に共感する、もはや映画を越えたアイコン的な作品だが、ドラマ未視聴だと評価が大きく分かれるタイプ。

*ドラマ視聴済みが前提の作り

これはわかりやすい映画ではない。とはいえ別に難しい作りの映画ではないし、事前情報なしに見て楽しめる方もいるだろう。だが作品全体が当時のドラマや背景情報を知る人に向けて作られていて、それを知らないとたぶん映画の魅力の半分も楽しめないだろうと感じた。
ただし、背景を理解した上で見ると一気に80点級の体験へと化ける。なぜ香港人があんなに劇場に詰めかけ、なぜあんなに大ヒットしたのか。そこにはそれだけの、見る前から思い入れをたっぷり持っていた人が多かったからだ。そのため、やはりできる限りドラマを見て、その思い入れに近づき、似た目線から見る方がより一層楽しめるだろう。

 

尋秦記 映画 シーン 古天樂 林峯

*ドラマファンへの無数のサービス

そういう筆者も、一度目はドラマも見ずに見た。そこから改めてドラマを見た上で再び映画を見直すと、色々と細かなところまでドラマを引き継いだ世界観になっていて、ずーっとニヤニヤさせられる細かな作りになっている事がわかって、本当に楽しかった。
例えば主人公・項少龍は、事あるごとに「OK」だの「Let's go」という調子で、しょっちゅう英語で返事して昔の人々を困惑させる。現代香港人でもそこまで頻繁に言わんだろというレベルで、ドラマでの項少龍のキャラクターを再現する。
昔の時代で、紀元前なのにやおらTシャツを来て出てくるシーンも、あの絶妙に時代を感じるダサいTシャツそのまま、ドラマの時に着ていたものを完全再現していて、見ただけで盛り上がる。

なによりも妻である宣萱(ジェシカ・ヘスター)に郭羨妮(ソニア・クォック)、刺客の滕麗名(ジョイス・タン)、そしてドラマでは少年のようだった林峯(レイモンド・ラム)など、ドラマの主要キャストが1人、また1人と登場する度に胸が熱くなるあの感覚、オールスターが顔を揃えていくあの高まりは、あの頃ドラマに熱中していた人々には感涙だろう。制作総指揮した古天樂(ルイス・クー)の、ファンへの熱い気持ちが伝わってくる。もうそれだけで映画の元は取ったようなものだ。

 

尋秦記 映画 シーン 宣萱ジェシカ・ヘスター 滕麗名ジョイス・タン

*長年の企画を実現させた古天樂(ルイス・クー)

この映画化の企画は、20年以上かけてようやく実現させたものだそうだ。この屈指の人気作を映画化しようという企画は以前からあったが、TVBとの権利問題や映画会社との関係、出資金などでなかなか進展せず、その事自体が報道されて人々に知られていた。
その難しい企画をようやく、それも近年は自分の制作会社を立ち上げて新人監督や中小作品を多数支援し、香港映画界を自ら支え続けている男、古天樂(ルイス・クー)が自ら20年越しに完成に漕ぎ着けたという、その気概にも香港人は心を熱くさせている。
それを知って映画を見ていると、当時のキャストたちが登場する度、それはもうただの出演ではなく、まるで彼らそれぞれが古天樂(ルイス・クー)に賛同して再び集まってきたかのように見えてきて、より一層胸が高まるのだ。

*歴史ロマンからクライムアクションへ

この映画版は、ドラマ版から20年を経た後日譚になっているが、ドラマ版とは違い現代からの刺客が襲来し、現代の武器を使い戦う。つまり、ドラマ版がもともと"歴史ロマン"として大ヒットしたのに対して、この映画版は現代的なクライムアクション要素がかなり色濃くなっている。
敵となる元タイムマシンの発明者・Kenは最新兵器を駆使するチームを率いて紀元前の世界に乗り込んでくる。圧倒的な質の差の前に、たった1人近代兵器を使いこなせる項少龍がどう立ち向かうかという構図になっていて、また新しい面白さで見せてくる。敵チームが使う武器やガジェットもSF的にファンタジックなデザインで、本当のリアルではなく、あくまでもドラマ版と同じリアリティラインを保つ事で、現代香港映画との橋渡し的な味つけにしているのが伝わってくる。

 

尋秦記 映画 シーン 林峯

 

そんな訳で、この映画の魅力を味わい尽くすにはいつも以上に予習をお勧めするが、その分、それに見合う香港ドラマ黄金時代から今に続く豊かな記憶までまるごと共有できる、とても面白くて貴重な映画体験になるはず。香港映画好きからもう一歩深くハマっていきたい方にはまさにぴったりの素材だ。


※家と居場所を求めた物語としての秀逸な「尋秦記」レビュー(ネタバレあり)

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【基本情報】

予告編
▶ 日本版&本国版予告編(クリックで開きます)


www.youtube.com 《尋秦記》最新預告曝光12月31日原班人馬重現大銀幕


www.youtube.com ルイス・ク― × レイモンド・ラム 共演『尋秦記 バック・トゥ・ザ・パスト』6/12(金)より2週間限定公開

 

公開・興行収入・制作費・配信・日本公開

◯ 本作は2025年12月31日のお正月映画として香港、中国大陸、アジア各国で同時公開された。
公開初週より香港・マカオでは史上最多となる1481スクリーンで上映。初日の興行収入記録を、それまで記録を持っていた「旅立ちのラストダンス(2025)」の記録を大幅に更新した。その後も興収ランキングトップを独走し、実に6週間1位を維持するという快挙を達成し、春節映画「夜王」にその座を譲った。
2月14日からは24分の削除シーン・別のストーリーを追加した「Plus+ 多元宇宙版」も公開。3月15日には興行収入も9700万香港ドル(19.8億円)を突破する記録的なヒットとなった。

尋秦記

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◯ 日本では6月12日から2週間限定で公開される予定。

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◯ 本作は香港金像奨で「風林火山(2025)」に次ぐ作品賞、主演男優賞など11部門にノミネートされたが、残念ながら受賞はならなかった。

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【予備知識:ドラマについて】

ドラマ版とは・配信・DVDレンタル

◯ 本作は2001年に放送された同名の大ヒットドラマ(邦題は「尋秦記 タイムコップ B.C.250」)の続編として作られた。このドラマは同名の小説を原作に作られ、空前の大ヒットを巻き起こし、中華圏で初めてヒットしたタイムスリップ作品となった。2001年の香港最大のヒット作となっただけでなく、この頃の「香港ドラマ黄金時代」を代表する一本として記憶されている。
また、本作の影響で中国では2010年頃の穿越劇(タイムスリップドラマ)ブームが起き、「宮 パレス(2010)」「宮廷女官 若㬢(2011)」といった同種の大ヒットドラマの原型となったと言われる。

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「尋秦記 タイムコップ B.C.250」は配信が無く、購入も難しく、現状ではDVDレンタルが最も見やすい選択肢だ。

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日本語字幕はつかないが、無綫電視(TVB)公式youtubeがドラマ版を全話配信している。


www.youtube.com 《尋秦記》古天樂主演 | 少龍(古天樂)為秦青(郭羨妮)返回古代 |古天樂 |江華 |林峯 |宣萱 | 尋秦記 01/40 |粵語中字 |2001

 

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◯ ドラマ版「尋秦記」と滕麗名(ジョイス・タン)と歐瑞偉(ジミー・アウ)が現在も出演しているドラマ「愛・回家之開心速遞」についての解説記事。

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【追加トピック】

主題歌

主題歌はドラマ版での主題歌をリメイクした「天命最高」。オリジナルと同じ古天樂(ルイス・クー)に加えて今回は林峯(レイモンド・ラム)が参加している。別バージョンの賀歲版はアレンジも違うが宣萱(ジェシカ・ヘスター)、郭羨妮(ソニア・クォック)、朱鑑然(ケビン・チュー)も参加している。


www.youtube.com 【TVB主題曲MV】天命最高 (《尋秦記 》主題曲| 華星原聲版) | 古天樂 Louis Koo 主唱 | 作詞:林夕 | 作曲:趙增熹 | 古天樂、江華、林峯、宣萱主演


www.youtube.com 古天樂 林峯【天命最高】(電影《尋秦記》主題曲)


www.youtube.com 【天命最高 賀歲版】《尋秦記》電影主題曲 主唱:古天樂 林峯 宣萱 郭羡妮 朱鑑然

 

 

古天樂(ルイス・クー)と宣萱(ジェシカ・ヘスター)の関係

◯ 項少龍の妻・烏廷芳は、ドラマ版では当初項少龍を嫌う関係から始まり、紆余曲折を経てやがて妻となるメインのカップルであった。この2人のカップリングは、実は本ドラマの前から続いていて、このドラマの放送をピークに、その後のキャリアから今でも続く、とても良好な関係が築かれている。
彼女の代表作のひとつ「刑事偵緝檔案IV(1999)」も、刑事もの人気シリーズのリニューアルとして古天樂(ルイス・クー)と共にキャストされて再び大ヒット。2人は共にその年の無綫電視(TVB)の最優秀主演賞を受賞した。その直前に放映された「寵物情緣(1999)」と共に「知的で強い女性 × クールで寡黙な男」というイメージが定着。本ドラマ「尋秦記」では成長していく2人の関係性が大きな支持を得て歴史的なカップルとなった。2017年からは古天樂(ルイス・クー)の事務所・天高娛樂に所属している。
2人は恋愛ではなく“長年の親友”であると公言しているが、「宣萱だけは古天樂に強く出られる」というほど遠慮のない親しさであることもよく知られている。

www.hk01.com

 

 

 

 

 

監督

◯ 監督は吳炫輝(ン・ユェンファイ、画像右から3人目)と黎震龍(ジャック・ライ)の2人。

吳炫輝(ン・ユェンファイ)は1974年生まれで、アニメ制作会社や広告業界でCGに携わった後映画界入り。長らく視覚効果担当として多くの映画に携わり「リサイクル -死界-(2006)」「ウォーロード/男たちの誓い(2008)」「風雲 ストームウォリアーズ(2009)」で香港金像奨・視覚効果賞を3度受賞した。
古天樂(ルイス・クー)が制作・主演したSF大作「未来戦記(2022)」で初監督。

黎震龍(ジャック・ライ)は2006年に映画界入り以降、俳優だけでなくプロデューサーやディレクターなど様々なポジションを経験してきたが、姜皓文(フィリップ・キョン)主演のスリラー「邪Mall(2024)」で初監督。本作が2作目の監督作品となる。

尋秦記

 

 

 

〖キャスト紹介〗

 

古天樂(ルイス・クー)

◯ 項少龍。現代では香港警察のG4(要人警護班)だったが、タイムマシンで春秋戦国時代へとやって来た。妻2人や子らと穏やかに隠匿生活を送っていた。

▶ 古天樂(ルイス・クー)の詳しいプロフィール(クリックで開きます)

◯ 1990年代から数多くのドラマ・アクション映画などで活躍してきた香港を代表する俳優・歌手。1990年代後半からドラマ「神鵰俠侶 (1995)」「尋秦記 タイム・コップB.C250(2001)」などで人気となる。
映画は更に無数の作品に出演しているが、杜琪峯(ジョニー・トー)監督「エレクション 死の報復(2006)」「ドラッグ・ウォー 毒戦(2012)」「Zの嵐(2014)」からの風暴シリーズ、「ドラゴン×マッハ!(2015)」「SPL 狼たちの処刑台(2017)」の殺破狼シリーズ、「未来戦記(2022)」などのアクション映画で知られる。アニタ・ムイの伝記映画「アニタ 梅艷芳(2021)」にも出演。昨年は大ヒット作「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦(2024)」で主役・龍捲風(ロンギュンフォン)を演じ、救急救命士の物語「バイタル・サイン(2023)」を経て、昨秋公開された金城武の8年ぶり主演の大作「風林火山(2025)」が最近作となる。

2013年には「天下一電影」という制作会社を設立。本作の制作の他、映画「6人の食卓(2022)」「闔家辣(2022)」などの数多くの映画に出資、更に数多くの映画に機材をレンタルしたり、多くの俳優をマネージメントするなど、香港映画界に大きな存在感を示している。

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林峯(レイモンド・ラム)

◯ 後の始皇帝・嬴政。

▶ 林峯(レイモンド・ラム)の詳しいプロフィール(クリックで開きます)

◯ 2001年以来ドラマを中心に活躍。本作ドラマ版や「覆雨翻雲(2006)」、中国ドラマ「賢后 衛子夫(2014)」などで知られてきた。
福建省厦門出身という事もあり、最近は「黑金風暴(2022)」や元KAT-TUN赤西仁が出演する事で話題になった「凌雲志(2023)」など、中国ドラマでの出演が多い。
映画では、古天樂(ルイス・クー)主演の香港映画「P風暴(2019)」「ドラゴン・コップス 微笑捜査線(2013)」、劉青雲(ラウ・チンワン)主演「神探大戦(2022)」などに出演。最近では何といっても「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦(2024)」での主人公・陳洛軍(チャン・ロッグワン)で一躍知られている。

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宣萱(ジェシカ・ヘスター)

◯ 項少龍の妻・烏廷芳。ドラマ版でのメインのカップルであった。

▶ 宣萱(ジェシカ・ヘスター)の詳しいプロフィール(クリックで開きます)

◯ 1970年生まれで1990年代後半からの香港ドラマ黄金期を代表する俳優。無綫電視(TVB)の3代目四大女優(四大花旦)として郭可盈(ケニックス・クォック)陳慧珊(フローラ・チャン)蔡少芬(エイダ・チョイ)らと共に人気を誇った。代表作にドラマ「難兄難弟(1997)」「刑事偵緝檔案IV(1999)」「戇夫成龍(2002)」「不懂撒娇的女人(2017)」などがあり、1999年には無綫電視(TVB)の最優秀主演女優賞を受賞し、トップ女優としての地位を確立した。
映画の出演は多くはないが金城武主演「暗黒街/若き英雄(ヒーロー)伝説(1997)」や古天樂(ルイス・クー)主演「犯罪現場(2019)」などがある。

尋秦記尋秦記

 

 

郭羨妮(ソニア・クォック)

◯ 項少龍の妻・琴清。ドラマ版では現代での項少龍と付き合っていた秦青との2役を演じた。

▶ 郭羨妮(ソニア・クォック)の詳しいプロフィール(クリックで開きます)

◯ 1974年生まれのイギリス人とのダブルで、大学卒業後キャセイパシフィック航空のCAとして勤務中の1999年にミス香港に出場しグランプリを獲得、ミス・ユニバースにも選出という快挙を成し遂げる。その後俳優としても活動を開始し、本作ドラマ版でデビューした。「洛神(2002)」での悪役が話題になり、刑事ドラマ「古靈精探(D.I.E, 2008)」もヒット、最優秀女優賞トップ5入りを果たした。
2015年に無綫電視(TVB)との契約を満了。その後、張家輝(ニック・チョン)主演の映画「ハード・ナイト(2019)」などに出演している。

尋秦記郭羨妮

 

 

滕麗名(ジョイス・タン)

◯ 刺客として項少龍と共に何度も戦ってきた善柔。山中に要塞を作り仲間たちとコミュニティを作って暮らしている。

▶ 滕麗名(ジョイス・タン)の詳しいプロフィール(クリックで開きます)

◯ 1976年生まれで、2000年前後の香港ドラマ黄金期を支えた中核女優の一人から今もなお活躍する名脇役。名助演女優タイプの実力派として、「陀槍師姐(1998)」のほか、古天樂(ルイス・クー)&宣萱(ジェシカ・ヘスター)と同じ「刑事偵緝檔案IV(1999)」の主要キャストに続いて本作への出演という流れを経ている。
常に安定した人気・評価を誇り、無綫電視(TVB)・助演女優賞の常連ノミニーだ。中でも2017年から始まった人気の長寿シットコム「愛·回家之開心速遞」の主要キャストとして今も人気俳優であり続けている。
映画は陳慧琳(ケリー・チャン)&金城武主演「世界の涯てに(1996)」などに出演している。

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敵側キャスト
▶ 苗僑偉、白百何、吳樾など敵側キャスト(クリックで開きます)

苗僑偉(ミウ・キウワイ)

◯ 現代から父親と共に嬴政を襲撃しにやって来たKen。演じたのは苗僑偉(ミウ・キウワイ)

◯ 80年代にアイドル的グループ「無綫五虎將」の一人として、劉德華(アンディ・ラウ)、梁朝偉(トニー・レオン)、湯鎮業(ケン・トン)黄日華(フェリックス・ウォン)らと共にテレビ・ドラマで人気を博した。
「飛越十八層(1981)」「射鵰英雄傳(1983)」「天師執位(1984)」などの数多くのドラマに出演。最近は再び映画「ホワイト・ストーム(2019)」「談判專家(2024)」の邱禮潯(ハーマン・ヤウ)監督作などで、渋い存在の出演作が増加している。

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白百何(バイ・バイホー)

◯ Kenの娘、Galie。

◯ 1984年山東省青島生まれ。2006年に一旦デビューしたが結婚出産のため休業、復帰後の「失恋の33日(2011)」で台湾金馬奨ノミネートするなど高い評価を得た。以来、「最後の晩餐(2013)」「モンスター・ハント(2015)」その続編(2018)、韩延(ハン・イェン)監督「滚蛋吧!肿瘤君(2015)」「检察风云(2023)」などに出演している。

「滚蛋吧!肿瘤君(2015)」レビュー - daily diary

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吳樾(吴樾、ウー・ユエ)

◯ Kenたちと同じ仲間だが、雇われの傭兵であるMax。演じたのは吳樾(吴樾、ウー・ユエ)

◯ 1976年生まれ。武術家として様々な大会で優勝、国家武術の最高級を授与され、その後俳優への道を進む。「少年黄飞鸿 (2002) 」「大漢風 項羽と劉邦(2005)」「楊貴妃 レディ・オブ・ザ・ダイナスティ(2015)」「コールド・ウォー 香港警察 堕ちた正義(2016)」「SPL 狼たちの処刑台(2017)」「イップ・マン 完結(2019)」「シャクラ(2023)」など、武術アクションを中心に、中国/香港取り混ぜた出演歴を持つ。

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ドラマ版ゆかりの俳優
▶ 廖啟智、歐瑞偉、陳國邦などドラマ版ゆかりの俳優(クリックで開きます)

廖啟智(リウ・カイチー) 

◯ タイムスリップマシンのエンジニア・烏博士を演じた廖啟智(リウ・カイチー)(ドラマ版は画像左)

◯ 2021年に胃がんにより67歳で逝去した。遺作となる本作や「別叫我"賭神"(2023)」「G風暴(2021)」以外にも撮影済未公開の作品があるそうだ。
周潤發(チョウ・ユンファ)の出世作であるドラマ「上海灘(1980、上海グランド)」でデビュー。「籠民(1992)」「ビースト・ストーカー/証人(2008)」で香港金像奬・助演男優賞を受賞。その他「インファナル・アフェアII 無間序曲(2003)」「SPL/狼よ静かに死ね(2005)」「香港国際警察/NEW POLICE STORY(2004)」「密告・者(2010)」「プロジェクト・グーテンベルク(2018)」などに出演。ドラマでも「警界線(2014)」「廉政行動2014」などの主演作がある。
今年8月公開の胡子彤(トニー・ウー)のデビュー作「最初の半歩(2016)」でも監督作で出演している。
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歐瑞偉(ジミー・アウ)

◯ 烏家堡の執事であり、項少龍と親しかった陶方を演じたのは歐瑞偉(ジミー・アウ)

◯ 1961年生まれで幼少期は体操選手として活躍。高校卒業後はスタントマンとしてショウ・ブラザースに加入後、1985年から無綫(TVB)の練習生となり、俳優へと転身した。様々なドラマのバイプレイヤーとして活躍したが、本作ドラマ版の陶方役がよく知られている。
最近は、滕麗名(ジョイス・タン)と同じく長寿シットコム「愛·回家之開心速遞」の主要キャストとして親しまれている。

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陳國邦(チャン・コッポン)

◯ 嬴政の参謀・李斯を演じたのは陳國邦(チャン・コッポン)李斯は実際に存在し、秦の天下統一に貢献、その後宰相として良く知られている偉人。

◯ 陳國邦(チャン・コッポン)は1968年生まれで無綫電視(TVB)の練習生から、数多くのドラマに出演してきた名脇役。「壹號皇庭(1992)」や1997年からの「鑑證實錄」シリーズ、「使徒行者(2014)」などに出演している。

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