中国映画レビュー「飞驰人生 Pegasus ペガサス/飛馳人生」

飞驰人生 Pegasus ペガサス/飛馳人生

 

 

飞驰人生 Pegasusペガサス/飛馳人生


《飞驰人生》剧情版预告


映画『ペガサス/飛馳人生』予告編(ドラマ編)

 

 

【スタッフ & キャスト】

2019年 中国

監督: 韩寒(ハン・ハン)
出演: 沈腾(シェン・トン)黄景瑜(ホアン・ジンユー)尹正(イン・ジェン)张本煜(チャン・ベンユー)尹昉(イン・ファン)田雨

 

 

 

【ストーリー】

チャン・チー(シェン・トン)はかつてレース界のチャンピオンとして君臨。誰もが憧れるスーパースターだった。しかし事件に巻き込まれて逮捕され、すべてを失ってしまう。…5年間の出場停止期間を終えたチャンは、やはり今でもレースへの思いが断ち切れない。ナビゲーターだったソン・ユーチャン(イン・ジョン)と再会し、復帰への道を探りはじめるが…チャン不在のレース界には若き天才ドライバーが出現していた。彼の名はリン・ジェントン(ホアン・ジンユー)。…ソンの貢献のおかげで何とか金の工面もできた。車は廃車場から手に入れたフレームで造り上げた。チャンピオンシップを目前に控え、クリアしなければならない難題はまだまだあるが、これでやっとスタートラインにつける! そう思っていた彼らに、更なる災難が降りかかるのだった…。

日本版「ペガサス/飛馳人生」公式サイトより

 

 

 

【感想】

ラリーという自動車競技は、本来めちゃくちゃ面白くて自分も一時期毎試合見る程のめり込んだが、こと映画にするとなると非常に難しい。どんなスポーツでもハイレベルのものを再現するのは相当難しいと思う。その難しい素材も、今の中国映画の勢いなら…と期待して見たが…やはりこういう演出になるか…というのが正直な感想だ。相当頑張って魅力を再現しているとは思うし、実際にラリー参戦している韩寒(ハン・ハン)自身だからこそ魅力のポイントを十二分に把握しているのはデカい。ただ、ストーリーが単純で展開していかないので冗長で、なぜか主演の沈腾(シェン・トン)はずっとボソボソ喋ってて退屈感が増してしまう。笑いも多めだが、内輪ネタというか、内輪ノリ的な小ボケが多かった。

 

 

 

【トピック】

・監督の韩寒(ハン・ハン)は80后世代を代表する人気作家で、自身で中国ラリー選手権にもスバル・チャイナから参戦している。本作が監督3作目で前作「乘风破浪 Duckweed(2017)」は素敵な映画であった。
・沈腾(シェン・トン)も今や言わずとしれた有名俳優。元々は喜劇集団「开心麻花」の俳優で多くのヒット作に出演していたが、今年はそこから色々と出演作も広がっている。「恥知らずの鉄拳(羞羞的铁拳/羞羞的鉄拳)Never Say Die(2017)」、「西虹市首富 Hello Mr. Billionaire(2018)」、「疯狂的外星人Crazy Alien(2019)」を見ている。
・ライバルドライバー役の黄景瑜(ホアン・ジンユー)は元モデルの俳優。「红海行动 オペレーション・レッドシー(2018)」にも出演していた。
・若かりし頃のディカプリオにも似ている、コ・ドライバー役の尹正(イン・ジェン)だが、歌手でもある。「开心麻花」関連作にもよく出演しており、「夏洛特烦恼 Goodbye Mr.Loser(2015)」や「恥知らずの鉄拳(羞羞的铁拳/羞羞的鉄拳)Never Say Die(2017)」にも出演。