中国映画レビュー「乗風破浪〜あの頃のあなたを今想う 乘风破浪 Duckweed」

「乘风破浪」(Duckweed)乗風破浪〜あの頃のあなたを今想う 

「乘风破浪」(Duckweed)「乘风破浪」(Duckweed)

 

あの80后世代の人気作家・韩寒 (韓寒)が監督した第二弾作品。僕は「ネオ・チャイナ」という本で彼の人気を知った。しかも、現在はラリーもやっている。ずーっと気になる存在だ。

 

話は、父親との確執を抱えた男が、事故をきっかけに父親がまだ結婚する前の時代へとタイムスリップし、同世代の父親と共に過ごしながら父親の実像へと触れていき…というもの。大きなクライマックスも少なく、穏やかに話も進んでいき、落ち着いた作りで楽しめる。質も高い。

 

www.youtube.com 韩寒导演的第二部电影《乘风破浪》定档预告

 

それにしても、主演の邓超 (ダン・チャオ) は本当に忙しそうだ。 「人魚姫 美人鱼」はじめ、いろんな映画でしょっちゅう目にする。今が俳優人生のピークなんではなかろうか。

 

タイトルにもなっていて、劇中でも歌われる「乘风破浪歌」はさだまさし「関白宣言」の中国語版だそうな。しかも今回は韩寒みずからが作詞をしている。

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「男子汉宣言之《乘风破浪歌》」というのが正式名なんだろうか。「関白宣言」は中国漫才"相声”の定番ネタにもなっているようだ。もちろんさだまさしのがオリジナルなんだろうが、歌詞がネタなのかタイトルだけなのか、一度聞いてみたい。

 

冒頭と後半に、やはりラリーやドリフトのシーンが出てくる。当然所属していた/いるスバル・ラリーチーム・チャイナのWRX STi。しかも、タイムスリップ場面ではちゃんとインプになっていて、90年代に時代考証も揃えている(笑)