中国映画レビュー&解説「南京照相馆 南京写真館 (南京照相館) Dead To Rights」

南京照相馆 (豆瓣)

Dead to Rights(英題) - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks映画

 

【本記事は極力ネタバレせず記述していますが、心配な方は映画鑑賞後にご覧ください。】

残虐な描写や、史実かどうか不明なシーンは存在するが、一方で日本兵たちの心理についても描写され、単純な表現に終わらず一見の価値ある映画に仕上がっている。南京大虐殺をより広く知らしめる意図は感じるが、主に関わった人々それぞれのドラマとして描く事で映画としてのバランスと高い説得力を持っている。

 

 

 

南京照相馆南京照相馆


www.youtube.com 南京照相馆 | Dead To Rights | New Trailer | 最新预告片

 

 

 

【スタッフ & キャスト】

2025年 中国 137分
監督: 申奥(シェン・アオ)
出演: 刘昊然(リウ・ハオラン)王传君(エリック・ワン / ワン・チュエンジュン) 高叶(ガオ・イェ)王骁(ワン・シャオ)周游(ジョウ・ユー / チョウ・ヨウ)杨恩又(ヤン・エンヨウ)

 

 

 

【あらすじ】

1937年12月13日、日本軍が南京を攻略した日。郵便局員の苏柳昌【刘昊然(リウ・ハオラン)】は逃げ遅れ、日本軍に捕まってしまう。そこにいた通訳の王广海【王传君(エリック・ワン / ワン・チュエンジュン) 】による機転で、咄嗟に近くの写真館の者だと名乗り難を逃れる事ができた。軍のカメラマン・伊藤【原島大地】からは、虐殺シーンなどの写真を代わりに現像するように命じられる。だが、その写真館には店主一家や市民が潜んでいた。彼らはなんとか南京を脱出しようと計画を立てる。

 

 

 

【感想】

残虐な描写や、史実かどうか不明なシーンは存在するが、一方で日本兵たちの心理についても描写され、単純な表現に終わらず一見の価値ある映画に仕上がっている。南京大虐殺をより広く知らしめる意図は感じるが、主に関わった人々それぞれのドラマとして描く事で映画としてのバランスと高い説得力を持っている。

南京事件/南京大虐殺を描いたという事で話題の本作。筆者は本作を中国で見る事は叶わず、シンガポールでの8月28日からの公開初日に見る事ができた。中文/英文字幕つきで、大作扱いといえるレベルで殆どの映画館で公開された。見たのは繁華街から外れた地域のモールに入っている映画館だったが、観客は中華系が多め、老若男女で20人程度はいただろうか。公開館が多いのでこんなもんだろうといったところだ。ちなみにシンガポールでは暴力描写(Violence)によりNC16指定となっており16歳以下の子供だけで見ることはできない(マレーシアでは13歳以上指定、香港ではIIB級=青少年及び児童に不適当、中国にはレイティング制度が無い)。

 

南京写真館

 

そうした少なめの人数でも、後半のある箇所で「ああっ」と何人かの声が上がったりと、多くの人は映画に没入していたようだし、筆者も同じようにずっと引き込まれ続けて最後まで一気に見終わった。ショッキングなシーンも多いが、極めてクオリティの高い圧倒的に美しい映像でもあるし、非常によく練られた脚本もいいし、何よりも申奥(シェン・アオ)監督の持ち味であるスピーディでテンポのよい作りのお陰でダレる場面がない。
監督の前作は、2年前に中国で興収38億元(793億円)という本作以上にスーパー大ヒットとなった、東南アジアからオンラインカジノ詐欺を行う犯罪集団を描いた「ノー・モア・ベット: 孤注(2023)」で、現在Netflixで見ることができる。あれに比べると、むしろ抑えた演出でテンポを落とし、じっくり描いている程だ。

皆が最後に写真館で記念写真を撮影するシーン。中国各地の名勝を描いたスクリーンを何枚も見せ撮影をする。ここから逃れた後の時代に思いを馳せる心和む場面だが、そこでうっすらとかかっているBGMの控えめな中国的な旋律が、この土地への深い愛着をより一層感じさせ、強く印象に残る。

 

南京写真館

高叶(ガオ・イェ)と刘昊然(リウ・ハオラン)

 

確かに日本人の描写は手厳しい。だが鬼畜としての日本人描写だけではなく、特に前半では逡巡を見せる兵士や、むしろ理不尽な指令を下す上官との対比が描かれるなど、人間的な面も見せていく。日本側の主人公と言えるカメラマン・伊藤秀夫も中国に憧れがあり、中国人とも友人になれると考えている穏やかな人柄だ。そうした人々が戦闘の中で人間性を失っていくという描写になっている。

ただし、気になってしまうのが日本兵たちの日本語で、何人かの日本人俳優もいるものの、多くは中国人俳優が演じているようでセリフの度に違和感を感じさせられる。伊藤秀夫を演じた原島大地という俳優も、日中のハーフだが子役時代から香港映画に出演するなど広東省で活動していた俳優なので、大変素晴らしい演技を見せているのだが、それでも日本語への違和感は残る。
このような敵兵士の役をその国の俳優が演じない問題は、例えば梁朝偉(トニー・レオン)&王一博(ワン・イーボー)主演の「無名(2023)」でもあったし、7月から公開中の安重根を描いた韓国映画「ハルビン(2024)」でもあって本作だけの問題ではないが、もし同じく南京大虐殺を描いた张艺谋(チャン・イーモウ)監督作「金陵十三釵(2011)」での渡部篤郎や、「ハルビン(2024)」での伊藤博文を演じたリリー・フランキーのように日本人俳優であれば、日本人にはより自然に理解できるかもと思わされる。

個人的には、本作での日本人の役は日本人俳優に演じさせる訳にはいかないと、製作陣が考えたようにも見えた。端役の兵士はともかく、少なくとも伊藤秀夫の役はかなり重要だし、可能な限り日本人をキャスティングするべきところだ。つまるところ、それは公開後に軋轢が発生する事を想定したようにも感じられるし、そうなったとしても本作に関わる日本人に極力配慮をした上で、お蔵入りにせず必ず公開まで持っていくという彼らの覚悟みたいなものも、この配役から伝わってくる気がするのだ。
南京大虐殺を描いた中国映画の中でも知名度の高い「南京!南京!(2009)」の陆川(ルー・チューアン)監督や「金陵十三釵(2011)」の张艺谋(チャン・イーモウ)監督は公開当時、日本公開を希望していたようだ。だが本作の申奥(シェン・アオ)監督が日本公開を希望しているという話は聞かないので、その点も関係しているかもしれない。

 

南京写真館

刘昊然(リウ・ハオラン)

 

一方で中国人側の配役は、考えられる最高クラスのキャスティングといえる豪華さだ。刘昊然(リウ・ハオラン)は役にも合っているが、普段は戦争映画的な作品には出演していない俳優で、こうした作品にわざわざ主演する事への覚悟を感じた。俳優・林毓秀役の高叶(ガオ・イェ)の華やかさ、そして写真館の娘を演じた売れっ子子役・杨恩又(ヤン・エンヨウ)も登場して、中国映画ではお馴染みの人気俳優たちが揃っている。

なにより素晴らしかったのは、日本軍の通訳であり漢奸な男・王广海を演じた王传君(エリック・ワン / ワン・チュエンジュン) だ。「無名(2023)」や娄烨(ロウ・イエ)監督作「サタデー・フィクション(2019)」、そして「ノー・モア・ベット: 孤注(2023)」の時と同じ善悪どちらの側面も持ち、中国と日本の狭間に立つキャラクターで、例えば「金陵十三釵(2011)」でのクリスチャン・ベールが演じた主人公のような、もともとは狡猾で世渡りが上手い筈だった男が、それすら上回る圧倒的な現実を目にした時の表情が本当に素晴らしい。本作が彼のベスト作品になったのは間違いない。

 

南京写真館

杨恩又(ヤン・エンヨウ)、王真儿(ワン・ジンア)、王骁(ワン・シャオ)

 

中国映画にはこの種のプロパガンダ的な国威高揚的なテーマの作品はよく作られており、1987年以降「主旋律映画」と名づけられ、下記にリストアップした通り、特に2010年代後半からはより一層増えてきた感がある。本作も間違いなく主旋律映画の1本だが、それらの中でも良くできた作品のひとつだ。主旋律映画の歴代興収トップ(57億元=約1000億円、全中国映画でも歴代2位)は朝鮮戦争を描いた「1950 鋼の第7中隊(2021)」だが、そこでの類型的で如何にもなアメリカ兵の描写よりは良くも悪くも深みがある。

プロパガンダ的かといえば、それはもう相応にプロパガンダ的だ。日本へ配慮した描写もあるが描くべきシーンはきっちり描いているし、もし日中双方に配慮して描く中間点みたいなものがあるとすれば、本作は意図的にやや中国よりに踏み込んだ演出プランで作っている。申奥(シェン・アオ)監督の作風やインタビューまで読んで感じる印象も合わせると、ここまで明確な作風であれば国からの指導や指示はたぶん無い。

南京大虐殺を描いた中国映画の中でも知名度の高い「南京!南京!(2009)」や「金陵十三釵(2011)」と比較すると、どの作品も同じくらい日本軍による残酷なシーンはあるのだが、本作には明確な大量虐殺シーンがある。他2作が市民への殺戮事件とも解釈できる描写なのに対して、本作は明確に大量虐殺事件として捉えているのがわかる。
前2作の行為は他の戦争映画でも見る事もある行為で、行き過ぎた勝者の振るまいとしてギリギリ見る事もできなくはないのだが、本作のそれは史実かどうかはともかく、誰が見ても虐殺とわかる描写で言い逃れの余地を用意していない。監督は歴史考証、事実の描写に相当力を入れたと語っているので、表現には相応の考証の上でなされていると考えられる。
「金陵十三釵(2011)」は修道院を舞台にしたストーリーで、これはこれで創作に思える少々ファンタジックな作りだが、本作の登場人物はより無名の庶民に近く、たとえ記録はなくともこうした事例もありそうなストーリーになっている。
さらに本作のストーリーについて言えば、写真と銃を、同じ英語読みをする銃の発砲=Shootで結びつけるモチーフとして非常に上手くストーリーに練り込まれており、何度もそのモチーフを繰り返して使っていくことで、写真によって生み出された加害性にも焦点を当てていて、映画としてのクオリティも相当高い。

 

南京写真館

 

そういう訳で、本作を日本で公開するのはかなり高いハードルだと言わざるを得ないが、個人的には日本で公開する方が絶対に良いと思う。一つはまず映像としてのクオリティだ。日中戦争時の日本軍を、しかも中国での姿をこれほどの描写で見れる事はまず無いだろう。二つ目はやはり日本軍の酷い行状も冷静に見ておいて決して損はないと思うからだ。日本映画で描かれる日本軍では決して見れない、しかし殆どのシーンは史実と変わらない、こうした行状は、残念ながら腑に落ちすぎる程腑に落ちる。三つ目は、やはり隣の国の映画ですら見ることも叶わないなんていうのは、2025年の出来事としてただシンプルに残念だという事だ。見ずに話すより見てから話した方が良いに決まっている。
という訳で、ぜひ日本でもこの映画が公開される事をお願いしたい。それに値する良い映画であった。

追記:映画「731」も見たのでレビューを書いています。

 

中国映画レビュー&解説「731 EVIL UNBOUND」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「ノー・モア・ベット: 孤注 孤注一掷 No More Bets」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「無名 无名 Hidden Blade」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「南京!南京! City of Life and Death」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「サタデー・フィクション 兰心大剧院(蘭心大戯院)Saturday Fiction」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「1950 鋼の第7中隊 长津湖(長津湖) The Battle at Lake Changjin」 - daily diary

 

 

 

【トピック】

◯ 2025年7月25日から中国で一般公開が開始。公開初週から3週連続で興収ランキングで1位を獲得。その後高い評価のアニメ映画「浪浪山小妖怪 (2025) 」やジャッキー・チェンの最新主演作「シャドウズ・エッジ(捕風追影、2025)」にその座を譲った。
8月27日時点での中国国内興行収入は28億元(576.9億円)で、歴代中国映画26位。最終的に30.2億元(685億円)という大ヒット作になり、2025年の中国本土での興行収入年間第4位、実写映画では「唐人街探偵1900 (2025)」に次ぐ第2位となった。

中国/香港映画レビュー&解説「シャドウズ・エッジ 捕风追影(捕風追影)The Shadow's Edge」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「唐人街探偵1900 唐探1900 Detective Chinatown 1900」 - daily diary

2025年中国本土映画興行年間ランキング(1位~10位)

 

 

◯ 監督の申奥(シェン・アオ)は、当初12歳の頃に見た南京大虐殺を描いた映画「屠城血证 (1987) 」のリメイク的なプロットを構想していたという。

監督のインタビュー記事(中文):

《南京照相馆》导演申奥:“用最幸福的定格瞬间反衬残暴血腥”_腾讯新闻

申奥(シェン・アオ)監督は、学生時代に少数民族をテーマにした短編作品で多くの賞を受賞する。さらに幾つかの短編を監督した後、監督した初の長編商業映画で大鹏(ダーポン)&柳岩(リウ・イエン)が主演の「受益人(2019)」がヒット。結婚詐欺がきっかけで生まれるラブストーリーだが、公開初週から2週間興収ランキング4位をキープし、3週間で2.1億元(44億円)の興収を記録した。2作目はオンラインカジノ詐欺を描き、あまりにリアリティのある描写によって興収38億元(793億円)、タイへの旅行客が激減する社会現象になる位の大ヒットとなった映画「ノー・モア・ベット: 孤注(2023)」。本作はそれ以来の長編3作目となる。

本作に出演の高叶(ガオ・イェ)とは、同じ北京电影学院の1年先輩に当たる。

南京照相馆

www.teppayalfa.com

 

 

◯ セリフの中に当時の有名俳優である、阮玲玉(ロアン・リンユィ)周璇(チョウ・シュアン)趙丹胡蝶といった名前が登場する。
また、劇中歌はその周璇(チョウ・シュアン)が1940年に歌い大ヒットした「永遠的微笑」のカバーだ。この曲自体、後年に潘迪華(レベッカ・パン)や甄妮(ジェニー・ツェン)、羅大佑(ルオ・ダーヨウ)や李心潔(リー・シンジエ)ら数多くの歌手にカバーされた名曲だ。


www.youtube.com 永远的微笑 - 周璇

 

 

 

刘昊然(リウ・ハオラン)

◯ 郵便局員の苏柳昌。逃げ遅れたために日本軍に捕まり、写真館の人間だと詐称する。

◯ 刘昊然(リウ・ハオラン)は「唐人街探偵」シリーズで有名になり、トップクラスへと上り詰めた俳優と言える。ドラマでは「最上のボクら(2016)」「琅琊榜<弐>(2017)」「九州縹緲録(2019)」など。

そもそも「唐人街探偵」シリーズの監督・陈思诚(チェン・スーチェン)が監督・脚本・主演したドラマ「北京爱情故事 (2012)」で芸能界デビューし、新人賞を獲得しキャリアを開始していて、監督の作品への出演が多い印象だ。

最近では映画「一点就到家 (2020) 」「1921(2021)」「四海(2022)」にも出演しているが、特に昨年は、周冬雨(チョウ・ドンユイ)&屈楚萧(チュー・チューシアオ)と3人で主演した「国境ナイトクルージング(2024)」、ジョン・キューザックとの共演作「デクリプト(2023)」、そして東京国際映画祭への出品作「わが友アンドレ」の公開、宮崎駿監督作「君たちはどう生きるか(2023)」中国版では主人公・眞人役の声を担当するなど、様々な出演作が一気に公開となった。
今年の春節には「唐人街探偵」シリーズ最新作でアメリカを舞台にした「唐人街探偵1900(2025)」に主演した。

南京照相馆

唐人街探偵 THE BEGINNINGレビュー(中国映画5本レビュー) - daily diary

中国映画レビュー&解説「唐人街探偵 NEW YORK MISSION 唐人街探案2 Detective Chinatown 2」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「唐人街探偵 東京MISSION 唐人街探案3 Detective Chinatown 3」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「1921」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「四海 Only Fools Rush In」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「飞驰人生2 Pegasus 2」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「デクリプト 解密 Decoded」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「雲の上の売店 云边有个小卖部 Moments We Shared」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「国境ナイトクルージング 燃冬 The Breaking Ice」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「唐人街探偵1900 唐探1900 Detective Chinatown 1900」 - daily diary

 

 

 

王传君(エリック・ワン / ワン・チュエンジュン) 

◯ 日本軍の通訳をすることで生き延びようとする男・王广海。

◯ 2007年にオーディション番組「加油!好男儿」井柏然(ジン・ボーラン)らと共に出演して知られるようになった。コメディドラマ「爱情公寓(2009)」で日本人漫画家を演じて人気になる。大ヒット映画「薬の神じゃない! 我不是药神(2018)」での主役チームの一員を演じ、監督の次作「素晴らしき眺め(2022)」にも出演。

2023年は程耳(チェン・アル)監督の浅野忠信出演作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・上海(2016)」からの続投で梁朝偉(トニー・レオン)・王一博(ワン・イーボー)の「無名(2023)」にも出演、娄烨(ロウ・イエ)監督作「サタデー・フィクション(2019)」が公開、社会現象にまでなったオンラインカジノ詐欺についての大ヒット作「ノー・モア・ベット: 孤注(2023)」、大ヒットSFドラマ中国版「三体(2023)」、陈凯歌(チェン・カイコー)監督による朝鮮戦争を描いた「志願軍 ~雄兵出撃~(2023)」と大作出演が目白押しの出世の年となった。
昨年には女子校を舞台にした犯罪スリラーのヒット作「黙する者が生きし場所(2024)」で主演した。

南京照相馆

中国映画レビュー「薬の神じゃない! 我不是药神 Dying to Survive ニセ薬じゃない!私は薬の神ではない」 - daily diary

中国映画レビュー「素晴らしき眺め 奇跡の眺め 奇迹·笨小孩 Nice View」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「無名 无名 Hidden Blade」 - daily diary

中国映画レビュー「ノー・モア・ベット: 孤注 孤注一掷 No More Bets」 - daily diary

中国映画レビュー「サタデー・フィクション 兰心大剧院(蘭心大戯院)Saturday Fiction」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「志愿军:雄兵出击(志願軍:雄兵出撃) The Great War」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「黙する者が生きし場所 / 黙殺~沈黙が始まったあの日~ 默杀 A Place Called Silence」 - daily diary

 

 

 

高叶(ガオ・イェ)

◯ 俳優をしていた林毓秀。王广海の手ほどきで写真館に避難する。

◯ 本作監督の申奥(シェン・アオ)とは同じ北京电影学院の1年後輩に当たり、学生時代から友人であった。
2010年デビュー。その年に张艺谋(チャン・イーモウ)監督作「サンザシの樹の下で(2010)」に出演している。映画「無名(2023)」の程耳(チェン・アル)監督の前々作「边境风云 (2012) 」「提着心吊着胆 (2016) 」などに出演。

ドラマでは雷佳音(レイ・ジャーイン)主演「我爱男保姆 (2015) 」「海上牧雲記(2015)」「モダン・マリッジ(2022)」、そして再度雷佳音(レイ・ジャーイン)主演作「長安二十四時(2019)」「猟罪図鑑(2022)」など、長らくバイプレイヤーとして活動してきたが、大ヒットドラマ「狂飆 (2023) 」への出演で人気を確かなものとした。

昨年は张艺谋(チャン・イーモウ)監督の最新作「第二十条(2024)」に出演している。

南京照相馆

中国映画レビュー&解説「第二十条 Article 20」 - daily diary

 

 

 

王骁(ワン・シャオ)

◯ 写真館の店主・金承宗。床下に一家で避難していた。

◯ 2002年デビュー。当初はドラマ「重案六组2 (2003) 」や映画「我的长征 (2006) 」などの警察や軍隊ものに多く出演。その後「永遠の桃花(2017)」「夢幻の桃花(2020)」「風はロンシーから吹く(2022)」などの古装劇でも知られるようになった。
昨年からは大ヒットドラマ「狂飆 (2023) 」や陈凯歌(チェン・カイコー)監督作の映画「志願軍 ~雄兵出撃~(2023)」、良作「三大队(2023)」「アップストリーム ~逆転人生~(2024)」、张艺谋(チャン・イーモウ)監督最新作「第二十条(2024)」などに出演している。

南京照相馆

中国映画レビュー&解説「志願軍 ~雄兵出撃~ 志愿军:雄兵出击 The Great War」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「三大队(三大隊)Endless Journey」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「第二十条 Article 20」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「アップストリーム ~逆転人生~ 逆行人生 Upstream」 - daily diary

 

 

 

周游(ジョウ・ユー / チョウ・ヨウ)

◯ 林毓秀が一緒に連れてきた国民革命軍=国民党軍の兵士・宋存义。元々は警察官をしていた。

◯ モデルでもある俳優で、2015年頃から俳優活動を開始。映画「镜像人·明日青春 (2018) 」で映画賞を受賞した他、主演作「野马分鬃 (2020) 」などがある。その他「ビッグ・ショット(2019)」や、2023年には朱一龙(チュー・イーロン)主演作「川辺の過ち(2023)」に出演。
昨年は贾樟柯(ジャ・ジャンクー)監督の新作「新世紀ロマンティクス(2024)」に出演。それ以外にも、東京国際映画祭・ガラ・セレクション部門で上映された管虎(グェン・フー / グァン・フー/クワン・フー)監督「ブラックドッグ(2024)」、中国映画週間で上映された刘昊然(リウ・ハオラン)主演「デクリプト(2024)」にも出演している。

南京照相馆

中国映画レビュー&解説「龙虾刑警 Lobster Cop」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「ビッグ・ショット “大”人物 Big Shot」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「1921」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「ブラックドッグ 狗阵 Black Dog」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「デクリプト 解密 Decoded」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「新世紀ロマンティクス 风流一代 Caught by the Tides」 - daily diary

 

 

 

杨恩又(ヤン・エンヨウ)

◯ 写真館店主の娘・金婉仪。

◯ 感動的な良作「星明かりを見上げれば(2022)」での素晴らしい演技が鮮烈な印象だった。同年のマイベスト中国映画「妈妈!(2022)」でも少し出演、他にも映画「交换人生(2023)」、時代劇「目中无人2 (2024) 」、ドラマ「異人之下 アウトサイダーズ(2023)」、そしてジブリ映画「ハウルの動く城(2004)」の中国版ではマルクル役の声優を務めるなど、人気子役のひとりだ。

南京照相馆

中国映画レビュー「星明かりを見上げれば 人生大事 Lighting Up the Stars」 - daily diary

中国映画レビュー「妈妈! Song of Spring」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「交换人生 Five Hundred Miles」 - daily diary

 

 

 

王真儿(ワン・ジンア)

◯ 写真館店主の妻・赵宜芳。

王真儿(ワン・ジンア)は1988年生まれ。2008年にデビューし、陈可辛(ピーター・チャン)監督の映画「アメリカン・ドリーム・イン・チャイナ(2013)」で知られるようになる。その後ドラマでは「武則天 秘史(2011)」「无证之罪 (2017) 」「Go!Go!シンデレラは片想い(2018)」「上海女子図鑑(2018)」、ドラマ版「唐人街探偵(2020)」などに出演。

映画では黄渤(ホァン・ボー)&段奕宏(ドアン・イーホン)主演の「記憶の中の殺人者(2017)」「叫我郑先生(2022)」「最高でも、最低でもない俺のグッドライフ 走走停停(2024)」などに出演している。

南京写真館

中国映画レビュー&解説「叫我郑先生 Mr. Zheng」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「最高でも、最低でもない俺のグッドライフ 走走停停 Gold or Shit / G for Gap」 - daily diary

 

 

 

原島大地

◯ 日本軍のカメラマン・伊藤秀夫を演じた原島大地は1997年生まれで、父が日本人、母が広東省出身の中国人である。幼少から俳優活動のために広東省で育ったが、高校から父の住む日本へと引っ越している。
4歳頃にバラエティ番組への出演から子役俳優として活動を始め、張栢芝(セシリア・チャン)、劉青雲(ラウ・チンワン)、古天樂(ルイス・クー)が出演する香港映画「忘れえぬ想い(2003)」に出演し、香港金像奨・新人俳優賞にノミネートされた。
その後も甄子丹(ドニー・イェン)主演の武侠アクションの香港映画「エンプレス―運命の戦い―(2008)」や「忘れえぬ~」と同じ爾冬陞(イー・トンシン)監督による中国の武侠アクション映画「三少爷的剑 (2016) 」などに出演している。

南京照相馆

 

 

 

杨皓宇(ヤン・ハオユー)

◯ 裁判長を演じたのは杨皓宇(ヤン・ハオユー)。1974年生まれで芸歴も長いが、日本に入っている出演作は王兵監督の映画「無言歌(2010)」ほどであった。
その後、映画「流転の地球(流浪地球、2019)」への出演からヒットSF映画「宇宙探索編集部(2023)」の主演へと繋がる。
以来、沈腾(シェン・トン)主演の「月で始まるソロライフ(2022)」、尹正(イン・ジョン)主演のミステリー「夜鶯 ―ある洋館での殺人事件―(2021)」、ドラマでは张若昀(チャン・ルオユン)主演の「雪中悍刀行(2021)」、王家衛(ウォン・カーウァイ)が監督した「繁花 (2023) 」などがあり、昨年は张艺谋(チャン・イーモウ)監督の最新映画「第二十条(2024)」、SF大作「エリア749(2024)」にも出演と、いまや人気俳優の一人となった。

中国映画レビュー&解説「流転の地球 流浪地球 The Wandering Earth」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「夜鶯 ―ある洋館での殺人事件― 扬名立万 Be Somebody」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「月で始まるソロライフ 独行月球 Moon Man」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「宇宙探索編集部 宇宙探索编辑部 Journey to the West」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「第二十条 Article 20」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「扫黑·决不放弃(掃黒·決不放棄)Walk The Line」 - daily diary

中国映画レビュー&解説「エリア749 749局 Bureau 749」 - daily diary

 

 

主旋律映画について、主な主旋律映画リスト

◯ いわゆる日中戦争期を描いた抗日ドラマ(抗日神劇)とは別に、映画でも抗日を描いた作品はあり、中国では「主旋律映画」と呼ばれる作品群の中に抗日を描いたものも含まれる。
主旋律映画とは、1987年に国家电影局が定めた、基本的には中華人民共和国と中国共産党を称える国威発揚映画の事で、称えるといっても様々なテーマの作品がある。同様のテーマは中国成立(1949)から文化大革命が始まる(1966)までの17年間 (十七年電影)も含めた時代から扱われてきたが、1987年以降、特に2010年代後半から再び制作が増加してきた。この中にはかなりの人気作、大ヒット作も多数含まれている。最近のものを中心に拾うと、概ね以下のような作品がある。

主旋律影片三十年,这是创作者最好的时代_澎湃号·湃客_澎湃新闻-The Paper

 

1. 国の偉人、国に貢献した人を描いたもの

「第二十条(2024)」「我本是高山(2023)」「ボーン・トゥ・フライ(2023)」「守島人(2021)」「アウトブレイク ~武漢奇跡の物語~(中国医生、2021)」「中国女子バレー 奪冠(2020)」「中国卓球~窮地からの反撃~(2020)」「フライト・キャプテン(2019)」「クライマーズ(2019)」「オペレーション:レッド・シー(2018)」「ウルフ・オブ・ウォー(2015、2017)」シリーズ、「緊急迫降 (2000) 」「周恩来 (1992) 」「五朵金花 (1959) 」

 

2. 歴史上の出来事を描いたもの

中越戦争:「高山下的花环 (1984) 」

朝鮮戦争:「志願軍 ~雄兵出撃~(2023)」&「志願軍:存亡之戦(2024)」 「1950 鋼の第7中隊(2021)」&「1950 水門橋決戦(2022)」

国共内戦~中国成立:「建軍大業 (2017) 」「タイガー・マウンテン 雪原の死闘(2014)」「建国大業(2009)」「戦場のレクイエム(2007)」「黄河絶恋 (1999) 」「大決戦(1991~1992)」三部作、「開国大典(1989)」「洪湖赤衛隊 (1961) 」

日中戦争:「無名(2023)」「エイト・ハンドレッド(2020)」「金陵十三釵(2011)」「風声 (2009) 」「南京!南京!(2009)」「屠城血证 (1987) 」「鉄道遊撃隊(1956)」

共産党:「1921(2021)」「革命者(2021)」「赤い星の生まれ/建党偉業(2011)」

 

3. オムニバス映画

「父に捧ぐ物語(2021)」「愛しの故郷(2020)」「愛しの母国(2019)」

 

 

 

www.teppayalfa.com

www.teppayalfa.com

www.teppayalfa.com

www.teppayalfa.com

www.teppayalfa.com

www.teppayalfa.com

www.teppayalfa.com

www.teppayalfa.com

www.teppayalfa.com

www.teppayalfa.com

www.teppayalfa.com

www.teppayalfa.com

www.teppayalfa.com

www.teppayalfa.com

www.teppayalfa.com

www.teppayalfa.com

www.teppayalfa.com

www.teppayalfa.com

www.teppayalfa.com

www.teppayalfa.com