この9月にマレーシア各地を回ってきた。コロナ前に比べてもそれほど大きな違いは無いが、新型車は結構走っていたし景気は悪くないように見えた。いつも通り改めてクルマをウォッチング。
- 初代プロドゥア・マイヴィ
- 3代目プロドゥア・マイヴィ
- プロドゥア・ベザ
- プロドゥア・アティバ(ダイハツ・ロッキー/トヨタ・ライズ)
- プロドゥア・アルズ(ダイハツ・テリオス)
- 3代目プロトン・サガ
- 2代目プロトン・ペルソナ
- プロトン・アイリス
- プロトン・X50(吉利 缤越)
- プロトン・X70
- 7代目ホンダ・シティ
- 4代目ホンダ・シティ(フィットアリア)
- 2代目ホンダ・モビリオ
- トヨタ・カローラクロス
- トヨタ・アバンザ
- 8代目トヨタ・カムリ
- 初代起亜・リオ
- ヒュンダイ・コナ
- 6代目フォード・フィエスタ
- 長城汽車 Haval H1
- Maxus G10
- Foton View G7
- スカニア K410
- 6代目トヨタ・ダイナ(海外仕様)
- 4代目ホンダ・アコード
- 2代目ホンダ・アコード
- 2代目ホンダ・シビック
- 2代目トヨタ・スターレット
初代プロドゥア・マイヴィ
これぞ国民車という感じで、至るところでうじゃうじゃ見る小型車。ダイハツ・ブーン/トヨタ・パッソがベースのマレーシア・ブランドモデル。
3代目プロドゥア・マイヴィ
プラットフォームはダイハツのものだが、デザインはプロドゥア自身のものになった2017年デビューの3代目。クオリティも相当上がっている。
プロドゥア・ベザ
以前も前期型を紹介したが、2020年以降のデザインはよりシンプルになった。
マレーシア自動車図鑑(マレーシアメーカーの車たち) - daily diary
プロドゥア・アティバ(ダイハツ・ロッキー/トヨタ・ライズ)
ダイハツ・ロッキー/トヨタ・ライズそのまんまのアティバは、まだ見る数は多くないがきっとよく売れるだろう。インドネシア版はトヨタ/ダイハツから発売されており、日本に先行して1.2Lエンジンを搭載した上、5MT版も用意と、色々戦略的なモデルである。
こっちは現地好みなエアロ付き
プロドゥア・アルズ(ダイハツ・テリオス)
こちらは日本では終了したテリオスのマレーシア版だ。上のアティバと同じように、インドネシアと同じモデルだがマレーシア・ブランドとして販売されている。
インドネシアのクルマたち3 (トヨタ・ダイハツ編) - daily diary
3代目プロトン・サガ
これも無数に走り回っている国民車の小型セダン。初期のモデルは正直貧相な感じがしたが、今のモデルは立派に自社デザイン、自社製エンジンだ。クオリティも悪くないように見える。気になるのは、14か15インチ位の日本車より小さめなタイヤサイズぐらいだろうか。
マレーシア自動車図鑑(マレーシアメーカーの車たち) - daily diary
2代目プロトン・ペルソナ
元はウィラという名前だった小型セダン。こちらは2019年の2代目フェイスリフト後モデル。
プロトン・アイリス
こちらはスモールカー、アイリス。前回見た前期型から2021年に画像のデザインにフェイスリフトをした。
プロトン・X50(吉利 缤越)
2017年にプロトンが中国・吉利汽車(Geely)と提携し、2020年に登場したSUVモデル。こちらは少しスポーティなクーペ的なモデルで、中国で2018年に登場した吉利 缤越(ビンユエ)をベースとしている。中国では1.0~1.5Lターボ・ガソリンと1.5LのPHEVがラインナップしているが、マレーシア版X50は1.5Lターボのみ。
プロトン・X70
こちらは以前も見かけたX70。マレーシアでは2018年に販売開始。
7代目ホンダ・シティ
日本では無くなったが、アジアでは今でもおなじみのホンダ・シティ。2019年に登場した7代目は1.0~1.5Lガソリンエンジン。先の6代目は日本でホンダ・グレイスという名前で販売していたが、あれより少し大きくなっている。
4代目ホンダ・シティ(フィットアリア)
2002~2008年に生産されていた日本で言うフィットアリアの4代目シティ。
2代目ホンダ・モビリオ
インドネシアでもよく見かけた、アジア向けモデルとなった2代目モビリオ。2014年から今もまだ販売しており、マレーシアでも少し見かける。インドネシアではかなりの数を見るがこちらでは少数派だ。
トヨタ・カローラクロス
日本でも発売開始し見かけることも増えてきたカローラクロスはこちらでも販売されている。
トヨタ・アバンザ
マレーシアではプロドゥアによってCKD(ノックダウン)生産され販売されており、プロドゥア版(アルザ)と併売されている。2019年以降 現在は新型にモデルチェンジの上、ヴェロッツ(VELOZ)という名前で販売されている。
8代目トヨタ・カムリ
2006~2011年の40系8代目カムリは、東南アジアやオーストラリアでは更に高級車っぽいデザインのバージョンが売られていた。未だに各地で見かけるので人気だったようだ。
初代起亜・リオ
1999年から発売された韓国・起亜の小型車は、マレーシアでも時々見る。多くは2000年代の車両で、その後のモデルはあまり見ない。これは2002~2005年までの初代後期型のステーションワゴンだ。
ヒュンダイ・コナ
マレーシアではちょっと珍しい、最近の韓国車。しかしデザインは急速にレベルアップしているので売れたとしても全然驚きではない。2017年から販売されているモデルだが、これはN-Lineという最近追加されたスポーティグレード。カッコいい。
6代目フォード・フィエスタ
アジアでのフォードは、ピックアップのレンジャーの人気が高く、ほぼレンジャーとそのSUV版であるエベレスト2車種だけで結構な知名度をキープしている。このフィエスタは、日本ではハッチバックだが2011年以降タイでセダンを生産し、アジアで販売されていた。
マレーシア自動車図鑑(マレーシアの輸入車たち) - daily diary
長城汽車 Haval H1
中国の長城汽車は、近年アジア各国への進出が目覚ましい。タイでの電気自動車発売は話題だが、マレーシアでもこういう小型SUVを以前から販売していた。2014年までの1.5Lガソリンを積む初代モデル。
タイのクルマたち2(中国・韓国の現行モデル) - daily diary
マレーシア自動車図鑑(マレーシアの輸入車たち) - daily diary
Maxus G10
以前から見かける中国・上汽集团(SAIC)のブランド、MAXUS(上汽MAXUS、MAXUS大通)。大きめミニバンとして存在感がある。以前も見かけたトランスポーター的で巨大なV80より乗用車的デザインになったG10。
Foton View G7
中国・福田汽車のハイエース・コピーモデル、ビュー(風景)。福田汽車は中国では商用車ブランドとしてよく知られており、東風に次ぐ2位か3位くらいに位置する大手メーカーだ。マレーシアでもこの手のハイエース・コピーはよく走っていて、前回行った際も卓球・桃田選手の事故で話題になっていたモデルを見かけた。
スカニア K410
この種のアジアっぽいバスデザインも嫌いじゃない。これはスペインのスカニア・Kシリーズという、世界各地で路線バスにも使われるベストセラーシャシーに、マレーシアのSKSコーチビルダーという企業がボディを架装したモデルだ。
下がグリーンに塗り分けられているのは、マレーシアの乗り合い車両?の法律のようだ。この車両のように、なぜかフロントにフォグランプ3連装したバスは結構見た。流行りか?
6代目トヨタ・ダイナ(海外仕様)
1995~2002年頃までUMWトヨタ・マレーシアで生産されていた、日本で言う6代目にあたるU100系列。ヘッドライト周囲が丸目4灯でガーニッシュも無い、シンプルな造形の海外仕様となっていた。
4代目ホンダ・アコード
1989~1994年のバブル末期の時代の4代目アコード。フロントバンパーが落ちかけているのを、わざわざ吊ってまで乗り続けている。タイでもまだ見かけたな。
タイのクルマたち(主に古い車たち) - daily diary
2代目ホンダ・アコード
こちらは更に昔の2代目後期型。1983年-1985年の生産だ。きれいにノーマルが保たれている。この頃の日本車は今より遥かに高級車であっただろう。
2代目ホンダ・シビック
更に古いホンダもまだいた。2代目シビック・セダン、しかも恐らく前期型なので1979~1981年になるか。ドアミラーは後から換装したんだろうか。リアバンパー下の煙のようなものはその通り、排気ガスだ。今では想像できないモクモク具合。
2代目トヨタ・スターレット
こちらもグッとくるKP61の2代目スターレット。名車の誉れ高い最後のFRスターレットだが、日本ではまず見ない。角目になった中期型なので1981~1982年式の筈だが、ドアミラーなので海外仕様だろう。まだ日本ではドアミラー解禁の直前にあたる時期で、フェンダーミラー仕様しか無かったはずだ。恐らく40年前に新車としてマレーシアで販売されたのだろう。