インドネシアのクルマたち5

昨年訪問したジャカルタで見かけたクルマたち。

3年前に訪問した時よりも、3年間に登場した新型車がドッと増えていたのと、なにより中国車が増えていたことが印象深い。インドネシアは新車の需要が高いようで以前より路上での新車比率は高かったが、コロナ禍でも変わらなかったようだ。中国車はWuling(五菱)の躍進という意味で、価格の安さに悪くないデザインで、今後も増えていくことが想像された。

 

 

 

フィアット1300

ジャカルタコタ駅の付近にある観光地的な広場に飾ってあったクラシックカーは、フィアット1300だ。
シボレー・コルヴェアNSU・プリンツBMW・02シリーズ日野・コンテッサ1300などの1960年代前半に各メーカーで流行した、ボンネットの上辺あたりのウェストラインをぐるっと一周、デザインアクセントとして使ったスタイルのフィアット版といったところ。

 

 

4代目トヨタ・カローラ

カローラでは最後のFRセダンとなった4代目70系は1979~83年なので、齢40年だ。ボディも再塗装されたのか綺麗な状態であった。

 

 

3代目トヨタ・アバンザ

アバンザは、インドネシアではたくさん走っている。1.5Lエンジンで7人乗りだがヒンジドアの、ここインドネシアでは標準的な売れ筋モデル。ヴォクシーっぽいアグレッシブな顔つきになった3代目は昨年末に登場でまた1年に満たないが、既に結構な数を見かけた。

 

トヨタ・ヴェロズ

前記のアバンザの好調を受けて追加されたスポーティモデルがヴェロズ。スペックはアバンザとほぼ同じなので、顔つきが違うだけとも言える。

 

 

2代目トヨタ・イノーバ

7人乗りアジア向けミニバンの元祖、イノーバは以前より数は少なくなったが、より高級モデルとして認識されるようになった気がする。
こちらは2代目の前期型。

 

後期型

こちらは2020年にフェイスリフトされた後期型だ。なお3代目の次世代モデルが2022年11月にデビューしている。

 

 

4代目トヨタ・ヴォクシー

日本でも登場以来人気で品薄の新型ヴォクシーは、インドネシアでも既に新型が発売されており、路上でも何台か見かけた。日本仕様とまったく同じ雰囲気だ。

Spesifikasi dan Harga Toyota Voxy 2022 | PT. Toyota Astra Motor | Mobil Terbaik Keluarga Indonesia

 

 

3代目トヨタ・アルファード

この高級タクシーとなっているアルファードも現地仕様。ヘッドライトは2眼タイプでウィンカーもシーケンシャルではない。昔は大量の並行輸入車が日本から送られていたが、現在は現地仕様の正規輸入車がほとんどを占める。

 

 

トヨタ・ハイエース(海外仕様H300系)

ハイエースは2019年に海外仕様だけがフルモデルチェンジし、H300系となった。フロントノーズがありボディサイズも大きくなっている。このワイドボディ・ハイルーフ仕様はマイクロバスなみの巨大さだ。

 

 

初代ホンダ・ブリオ

ホンダのアジア向けコンパクトがブリオ。1.2Lクラスで約150万円と手頃な価格だ。

 

2代目ホンダ・BR-V

日本でいうヴェゼル(こちらではHR-V)とCR-Vの間を埋める7人乗りSUVモデルとして作られたのがBR-V。この2代目は昨年登場したばかりだったので、まだそれほど多くは見かけなかった。

 

2代目ホンダ・モビリオ

2014年からアジア向けモデルとして、新たなモデルライフを生きる事になったモビリオ。まだ販売はされているが、そろそろ新型が登場するかもしれない。先月マレーシアでも見かけた

 

三菱・エクスパンダー

大ヒットした三菱のベストセラー、エクスパンダーも2017年の発売から5年経過してまったく見慣れた感じになっていた。トヨタ・アバンザなどと同じ1.5Lで7人乗りヒンジドアのミニバンだ。今や三菱は全車種この「ダイナミックシールド」顔になっているが、それもこのエクスパンダーの大ヒットがきっかけだったのではないか。

 

当時の感想記事:

インドネシアのクルマたち2 (トヨタ系以外) - daily diary

 

三菱・エクスパンダークロス

その後2019年にSUV風味を足したクロスも発売。こちらも現在はよく見る。

 

三菱・トライトン

ピックアップトラックのトライトンも、2018年にエクスパンダー同様にダイナミックシールド顔にフェイスリフトされた。

 

2代目日産・リヴィナ

日産のリヴィナは、当初は日産によるデザイン・生産だったが、この2代目から上記三菱・エクスパンダーのデザインを少し変えた、三菱からのOEMモデルとなっている。スペックも同じでルックスも当然似ているが、少しイジっただけにしてはまとまっていて悪くない。

 

ダットサン・クロス

今やブランドごと無くなってしまった日産のアジア向けブランド、ダットサン。2012年に発売したダットサン・GOというコンパクトカーの7人乗りMPV版、GO+にSUVテイストを追加して2018年に発売したのがクロスだ。

 

以前見かけた時の記事:

インドネシアのクルマたち2 (トヨタ系以外) - daily diary

GOよりも更に小さいredi-GOは、スリランカでも見かけた。

スリランカ自動車図鑑4 - daily diary

 

 

初代スズキ・エルティガ

元々はスズキの第二の本拠地、インドで開発&発売した7人乗りミニバン。インドネシアで売れ筋の7人乗りヒンジドア車だが、ボディは少し小さめでエンジンも少し小さい1.4Lガソリン。でも結構な数を見かけるので中ヒット車ではあるだろう。

 

2代目スズキ・エルティガ

2018年により大型化した2代目に進化。エンジンも他社同様に1.5Lに揃えてきた。やはりこちらの方が評価が高いようで、初代よりも数多く見るレベル。ジャカルタは日本以上に路上での現行車比率が高いように思う。古い車や型落ちモデルは正直あまり走っていない。

 

 

スズキ・XL7

上記エルティガをベースにSUVとして仕立てたのがXL7。元々はグランドエスクードだったモデルで、2009年に一度ディスコンとなったが、2020年に復活した。定員もエンジンもエルティガと同じ1.5Lガソリンの7人乗り。

 

スズキ・キャリイ(海外仕様)

スズキは海外向けのキャリイも別デザインで生産しており、軽規格では無いのでサイズが大きい。メガキャリイというAPVというバンベースのトラックを販売していたが、2019年に日本の現行型をベースにキャリイという名に戻って再び新型が発売されている。カクっとしたデザインが好ましい。

 

先代にあたるメガキャリイ:

インドネシアのクルマたち4 - daily diary

 

メガキャリイの前に販売していた海外仕様キャリイも以前撮っている。

インドネシアのクルマたち - daily diary

 

こんな感じでアンコット(Angkot)というインドネシア特有の乗合バス仕様にも改造されて多数使われている。

 

 

ヒュンダイ・パリセード

以前より違うのは韓国・ヒョンデ(ヒュンダイ)車が増えてきていること。これは各国でも同様で、最近は一段とデザインクオリティが上がっているので納得ではある。特にこのパリセードという最高級SUVを多く見た。ほぼランドクルーザーと同じ巨大なボディだ。こちらは2018年に登場した前期型。

 

後期型

今年登場した後期型も既に走っていた。

 

 

2代目ヒュンダイ・クレタ

少し小さめのクレタも少し見かけた。こちらはホンダ・ヴェゼルぐらいのサイズ感だ。2021年に登場した後期型。

 

MG HS

ジャカルタでは中国車の数がグッと増えてきた印象だった。目新しいから余計なのかもしれないが、それなりの数を見たので今後も増えていくことは間違いないだろう。
この上海汽車集団(SAIC)が保有しているMGブランドは、ちょっと廉価なラインナップが多いからか、中国でも販売しているのだが、アジア各国でよく見かける国際的ブランドの位置づけになっている(中国内でのメインブランドは栄威(Roewe)である)。
HSは、トヨタRAV4くらいのサイズの中型SUVで、本国ではPHEV版もあるがこちらではガソリンのみ。

 

 

初代DFSK グローリー580

こちらは東風汽車集団(DFSK)の少し古いモデル。中国では东风风光(東風風光)580という名前の、1.5Lガソリンの7人乗りSUV。本国で2016年に発売開始、インドネシアでは2018年から発売した。写真は2019年までの初代の前期型。現在は2021年から登場の2代目にスイッチしている。

 

五菱・アルマズRS(Wuling Almaz RS)

上汽通用五菱は最近日本でも電気自動車で知られるようになりつつあるが、こちらではWulingブランドで勢力を拡大している。以前見たときよりも遥かに多くの台数を見かけて、成功しつつあるのを実感した。Wulingの元となる「五菱」ブランドは小型車・商用車で中国では最もポピュラーだし、乗用車ブランドの「宝駿」も同じく中国では一般的だ。

このアルマズは2017年に宝骏530として本国で発売、インドネシアでは2019年から発売開始した。1.5/1.8Lガソリンターボの5/7人乗りSUVで、ハイブリッド版も販売中。LEDを効果的に使った今っぽいデザインで、しっかりまとまっていてカッコいい。

 

 

五菱・コンフェロS(Wuling Confero S)

こちらは2017年にWulingがインドネシアに進出した時から発売しているミニバンモデル、コンフェロ。本国では五菱宏光Sという名前で、宏光(コンフェロ)のスポーティバージョンという位置づけだ。写真は2021年からの後期型となる。1.5L 8人乗りヒンジドアというほぼ売れ筋のパターンに沿ったパッケージ。本国ではボクシーなデザインとなった2代目に移行しているが、こちらではまだ初代ベースを販売している。

 

2018年に初めてコンフェロをショッピングモールで見かけた時は、まさに販売を始めたばかりという時期であった。

インドネシアのクルマたち2 (トヨタ系以外) - daily diary

 

深圳では初期型の宏光を見かけた。

深セン(深圳)のクルマたち。 - daily diary

 

 

五菱・コンフェロ(Wuling Confero)

こちらは前期型でスタンダードタイプのコンフェロ。タクシーにもなっている。

 

 

五菱・コルテズS(Wuling Cortez S)

コルテズはコンフェロの上級モデルで、1.5Lと1.8Lエンジンが選択できる。本国では宝骏730という名で販売されている。写真は今年2022年から登場した後期型だ。

 

2代目シボレー・トレイルブレイザー

シボレーもインドネシアで正規輸入車を販売していたが、今はかなり縮小されてしまった。1台だけ見たトレイルブレイザーは、2018年以降の2代目後期型。
フォード・エベレストなどと同じく、アメリカ本国では販売されないアジア・オセアニア向けモデルだ。同じ海外向けモデルであるいすゞMU-Xのベースとなっている。

 

フォード・フィエスタ

フォードも恐らくピックアップのレンジャーなどを販売し、ラインナップとしてコンパクトカーのフィエスタも販売していたと思われる。数は多くない。

 

 

ノゾミ(詳細不明)

おまけで見かけた3輪トラクターを。”ノゾミ”は、もちろん新幹線のぞみからの命名だろう。こんなところにも日本の影響を見つけて笑ってしまった。

 

きちんとホームページもあるトラクターメーカーだ。

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