ジャカルタは公共交通が貧弱で、だから悪名高い道路の渋滞が発生する。
せいぜいこんなバスくらい。トランスジャカルタと言う、専用道路を走る軽便鉄道的なバスである。
メルセデス製である。SCANIAなどもあった気がする。高い位置に両開きのドアがあるのが特徴的。
連節バスも走っていて、僕が乗った1番系統はその大型タイプであった。前部が女性専用席となっている。
プリペイドカードのみとなっていて、反応の遅い改札を通る。
この島式のホームへ行くのも、非常に貧弱なアルミの通路を通るようになっていて、コスト削減が随所に感じられる。
これがプリペイドカード。ご丁寧な説明書&ケースが付いてきた。
乗ったのが金曜夕方という事もあって、乗客も多くて愛用されている感じがよくわかる。
インドネシアは、意外に古くてボロいクルマはかなり少ない。ほとんどが車齢10年もいかない、新しめの現地モデルだ。しかも日本ブランド、それもミニバンタイプがほとんど。各社のローカライズが相当に進んでいるのが実感できる。
特にアストラ・トヨタがとても強く、多くのトヨタ製ミニバンを見かけた。
トヨタ アバンザ
これはトヨタ・アバンザ(Avanza)。キジャン(Kijang)の下をカバーするインドネシア製の1.3/1.5Lモデルで、大変よく見かけた。
スーパーでも、こんな具合に同じ車種が並んでるのも普通の光景。
これは2015年にマイナーチェンジした現行の後期型。
トヨタ キジャン/イノーバ
キジャンの後継で、先代にあたるキジャン・イノーバ(Kijang Innova)。2.0-2.7Lクラス。
これは現行のキジャン・イノーバ。非常に品質の高いルックス。
これはキジャンの3代目モデル!86~96年の間に生産された。現行型と比べると正直、雲泥の差である。
ダイハツ ルクシオ
ダイハツも多く見かける。この10系アルファードっぽいルックスのミニバンは、ルクシオ(Luxio)というモデルで1.5Lクラスだ。このクラスが最量販車種なんだろう。
いすゞ パンサー
いすゞも現地モデルの乗用車を販売している。この2代目パンサー(Panther)というミニバンは2.5Lでなんと10人乗!
これが初代パンサー。ビッグホーンっぽいデザイン。
スズキ APV
これがスズキ版1.5Lミニバン、APV。8人乗で、アンコット(Angkot)という乗合バスにも多数使われている。
スズキ エルティガ
これも少し小さいがミニバンだ。エルティガ(Ertiga)というモデル。
スズキ キャリイ
これもスズキ。キャリイ(Carry)という名で、日本と同じだが全然別物。1.5Lでサイズも大きい。
ホンダ BR-V
ホンダは特に新しいモデルをよく目にした。BR-Vは7人乗の1.5L, SUV。ヴェゼルなどの兄弟になる東南アジア専用モデルだ。
ホンダ モビリオ
これはモビリオ(Mobilio)というモデル。日本販売モデルとは全く違うアジア専用の7人乗りワゴン。
一方、トラックはこんなド派手にイジっている(笑)
アンド、実際の街なかではバイクの大群だったりもする。