2018年のこの記事以降にタイに行った際、撮影したものをピックアップしてみた。
- 8代目トヨタ・コロナ
- 10代目トヨタ・コロナ・エクシオール(海外仕様)
- 5代目トヨタ・ハイラックス(タイ版ハイラックス・マイティX)
- 2代目日産・キャブオール
- 日産・サニーRZ-1
- 日産・NVウィングロード(タイ版ピックアップ)
- 4代目ホンダ・アコード
- 6代目ホンダ・アコード(海外仕様)
- 4代目三菱・ランサー 1.5GLXi (海外仕様)
- 三菱・リベロ
- 三菱・ランサーエボリューションⅡ
- 初代ユーノス・ロードスター
- マツダ・ランティス 5ドア
- メルセデス・ベンツ Eクラス(W114/W115)
- プジョー・405 GRI
8代目トヨタ・コロナ
150系コロナは日本でもなかなか目にする機会がなくなってしまった。先代のFRコロナが継続している中で発売された初のFFコロナ。水平のグリルなので前期だとすると1983~1985年式だろうか。
10代目トヨタ・コロナ・エクシオール(海外仕様)
10代目のヨーロッパ的デザインになったコロナ。ツーリングカーレースのJTCCで走る姿も好きだったが、このクルマはグリルがちょっと違う。アジア仕様のコロナは日本発売の翌年、93年~97年までコロナ・エクシオール(Corona Exsior)という名前で販売された。フィリピン生まれタイ育ちのコロナだ。
1996-97 Toyota Corona Exsior TVC Thailand (โตโยต้า โคโรน่า เอกซีเออร์)
こちらは後期型だろうか。張り出したグリルのせいで初代カルディナを彷彿とさせるのは偶然ではなかろう。
5代目トヨタ・ハイラックス(タイ版ハイラックス・マイティX)
80系ハイラックスは世界中で生産されたが、ここタイでも生産された。先代50系ではタイ独自のハイラックス・ヒーローという車名が付けられたが、この代ではハイラックス・マイティX (Mighty-X) という名前に変更。そのまま次世代140系がハイラックス・タイガー (Tiger)、そしてヴィーゴ (Vigo)、現行のレボ (Revo)と続いていく。
これはダブルキャブだがデッキ部が一体型になっていて、フロントフェイスも含めてほとんどハイラックスサーフみたいな造りになっていた。
www.youtube.com 1995 TOYOTA HILUX MIGHTY-X CM THAILAND
2代目日産・キャブオール
バンコク郊外のメークロン市場近くで、もはや日本ではほぼ見かけないC240系キャブオールがいた!後ろは観光用の向かい合わせシートが設置された乗り合い仕様となっていた。おそらく2.2Lディーゼルの2t車。
1966~76年まで生産され、3代目を経てアトラスへと統合された日産初のキャブオーバートラックだ。プリンスからやって来たクリッパーと同一メーカー内での共存を強いられたので、影が薄い。ハイマウントされた角型ベゼルの丸目4灯の似たデザインのモデルは、2代目ダイナや初代キャンターなど当時は他にも結構あった。
日産・サニーRZ-1
B12サニーから生まれたとは思えない、カックカクの正統派80年代ルック。このRZ-1やパルサー・エクサのような、まさに流行ど真ん中のクーペは古くなってもいい味を出している。後継であるNXクーペも好きなんだけど、めっきり見ることがなくなった… この車両は1986~87年の前期型。
日産・NVウィングロード(タイ版ピックアップ)
この、まるでシボレー・エルカミーノみたいなクーペ・ピックアップ的なクルマは、2代目Y10型ADバンをベースにしたピックアップモデルだ。
AD MAXのホイールベースを延長したものに、1.6Lガソリンエンジンとワイルドな風味を持たせたピックアップに仕立てて1993年から発売した。2002年頃から撮影車のようなAD MAX顔になったようだ。もしこれが日本で走ってたら、相当目立って楽しいと思うんだけども。
Nissan NV Pickup Commercial in Thailand 1994
4代目ホンダ・アコード
マルチリフレクターのキラキラした目が、少年だった当時の自分には衝撃的な美しさだったCB型アコード。ボンネットが低く窓が大きな正統派ホンダ型セダン。これは91年~93年までの後期型だ。
6代目ホンダ・アコード(海外仕様)
日本では5ナンバーサイズに戻った1997年からの6代目アコードだが、海外では3ナンバーボディが生産されていた。そんな訳で海外版はより上級のクラス感を持ち、次の7代目で遂にインスパイアベースとなって、完全に高級セダンへとランクアップする。今のアコードが"あの頃のアコード"とぜんぜん違うのはそういった経緯のせいなのだ。
この6代目はそんなアコード高級化の移行期のモデル。1998年まで1年程度ニュージーランドで生産され、その後タイのアユタヤ工場での生産に移行する。写真の車両は2000年までの前期型なので、もしかしたらニュージーランド産かもしれない。
1999 Honda Accord Commercial
4代目三菱・ランサー 1.5GLXi (海外仕様)
ランエボが登場した世代のランサーも停まっていた。見た目はほとんど変わらないが、グレードバッヂを見ると海外仕様である。この世代はミラージュと共通設計な事もあり、国によってミラージュとして売られていたり、ランサーだったりバラバラだった。
1995 Mitsubishi Lancer Promotion CM Thailand (มิตซูบิชิ แลนเซอร์)
三菱・リベロ
上のランサーと同世代のワゴン版、リベロもいた。ボンネット、ホイール&マッドフラップ、アンダーガードとランエボ風のカスタムが微笑ましい。当時の日本でもこんなランエボ風リベロをよく見たもんだ。これは恐らく日本からの並行輸入じゃないだろうか。
ランエボⅡとⅢで標準だった15インチのO.Z. クロノ。
三菱・ランサーエボリューションⅡ
初代ユーノス・ロードスター
こっちには本物のランエボがいた。この頃も多くの台数がタイだけでなくアジア各国に並行輸出されたそうだ。
隣には、こちらも今やめっきり見なくなったフルノーマルのNAロードスター。どちらも綺麗に維持されている。
マツダ・ランティス 5ドア
日本では少なくなってしまったランティス。5ドアはカッコよかったのだが、これもバンコクで見つけた。タイでも正規輸入車として販売されていたようだ。
メルセデス・ベンツ Eクラス(W114/W115)
60年代から70年代のメルセデスは、どこの国でもある程度残っていたりするもんだが、バンコクでもまれに見かけることがある。この車両もバンコク郊外のあまり人気のないショッピングモールに停まっていた。状態も悪くないし、大事にされているようだ。
プジョー・405 GRI
自分が子供のころに初めてカッコいい車と認識したモデルが、このプジョー405なのだが、最近はむしろイランなどで、いわゆるサウジ・ドリフト用のベース車としてネットでよく目にするようになった。プジョー・Parsという名前で今でも生産しているのだ。
دریفت ایران
405GRIは、1993年に登場した1.6Lエンジンを積んだ廉価版。タイでも工場があり1997年まで生産されていた。後期型のデザインになっている。