昨年末、香港で大きなニュースがあった。
港珠澳大橋の開通である。
香港-珠海-澳門(マカオ)を結ぶので港珠澳大橋。
個人的にも、こんな巨大建造物、さらに中国と香港・マカオの連結って色々と興味があった。国境の扱いはどうなってるの?現地の人々にはどれくらい影響があるの??
そんな時にちょうど出張で香港に行ったので、これはもう体験するしかない!
という事で、開通から1ヶ月半が経った12月半ばに港珠澳大橋をトライしてきた。
香港→マカオの橋が開通!シャトルバスの料金・行き方は?【港珠澳大橋】 | たびハック
上の記事による地図のとおり、香港側からは、
- 香港国際空港の隣に人工島を作り、
- まずそこから地下トンネルを通って海上橋に出る。
- 香港エリアの境に来たところで一度人工島に乗っかるようにして
- 港珠澳大橋の本体を走行してマカオのそばまで橋を通る。
- マカオのそばにある珠澳口岸人工島に到着。
- 人工島でマカオ行きと珠海行きの人々がわかれていく。
と、こんな感じである。
今までは、香港-マカオを小一時間で結ぶフェリーがメインで、僕もそれを使っていた。
さて、今回はどんな風になるだろう。
港珠澳大橋香港口岸
新しく作られた人工島なので、すべて新しい。ターミナルも非常に美しい。
ただ、この日は金曜の夕方であったが、ほとんど人の気配がない。不安になるくらいポツリポツリとしか人の姿が見えないのだ。なんでや…興味ないか…
ここまでハッキリと書かれているので、間違えているハズはない!
この出発ターミナルからだと、2階の館内に入り左手に乗合バスのチケット自販機が多数置かれているので、そこでチケットを購入する。
表示されている通り、乗合バスで一人65HKD = 約900円である。オクトパス(八達通)でももちろん支払い可能。
以前のフェリーに比べると格安だ。
出国審査
さて、チケットを持ったら出国審査。電子化されており、手続きは早い。香港e-道を持っている自分でも特に速さでは変わらないくらいに手軽に手続き終了。
それを抜けると、建物の先に階段があり、バスターミナルになっている。
マカオ行バスターミナル
建物に比べて、バスは特に新しい訳ではない。どこかで使われていたであろうモデルだがひっきりなしにやって来ては出発していくので待つ必要がない。ドンドン指示されて乗っていくという感じなので、バスの時間を心配する必要もないし、そもそもどこにも時間のことを説明した案内がない。24時間運行だろうが、夜中でもこんなペースなんだろうか??
こんな感じの比較的ゆったりしたバスにどんどんとほぼ定員ぴったりが乗せられて、すぐ出発していく。この時の乗客はほぼ100%中国人みたいだし、ほぼ全員が初体験のようで、なんとなく一体感のある楽しい時間であった。
夜のバスだったので、車内からの写真は撮っていない。風景が気になる方は、バスからの前面展望ビデオや、この方の記事などをご参考に。
[坐巴士過大海][港珠澳大橋][全程行車片段] Man A95 VR4910 粵Z.YU27港 @ 港珠澳大橋穿梭巴士香港口岸→澳門口岸 | HZMBus Hong Kong → Macao
バス内からの印象としては、
- なにせ対向車が全くというくらいいない。ガラッガラ。
- いても、同じ様なバスばかりで、ごくまれに自家用車。予想していたアルファードみたいな高級ワゴンみたいなのは全然見なかった。どうやらここを通るためのナンバープレート発給が遅れているようで、今後は変わるかもしれない。
到着
30分ほど乗ったら、無事にマカオに到着。
マカオの入国も面倒は無いので、あっさりと到着した。ただ、マカオ側はタクシーやバスも少なく、ちょっと捕まえるのに苦労したのはポイントだ。
数時間ほどマカオ散策をしたら、また同じルートで香港へとバック。
僕としては、
メチャクチャ便利。しかも安い。今後は絶対これしか利用しないだろう。
だが、
それに比べて利用者が少ない…??何か隠れたデメリットがあるのか?
珠海は22時までしか出入国できないのが今後変わるか(もしかしてこれがデメリットなのかな???)
そんな印象であった。