マニアの為の

今週末は祝日&翌日も休み、という事で3連休。

 

最終日に映画「ガールズ&パンツァー劇場版」を見に行ってきた。

f:id:teppay75:20181201190059j:plain

このポスターでは夏公開となっているが、制作がギリギリまで遅れて今になったそうだ。

 

"ガルパン”は、僕がアニメを改めて見始めたきっかけになった、とても思い入れのある話だ。素晴らしいクオリティ、アニメでしかあり得ないSF的とも言える奇抜な設定。何よりマニアだからと隠れて楽しんでいたジャンルを心底楽しめる、今やアニメにしか存在しえないエンターテイメント。

知ってしまった以上、行く以外の選択肢は無い!!

 

しかし、戦闘機や軍記ものが好きっていうのは、PC(Politically Correctness)的に問題あると思う自分にとって、それを楽しむのは難しい。好きだけどダメ。難しいね。

 

f:id:teppay75:20181201190151j:plain

さて、劇場の入りは3分の1程度、だけどほぼ100%野郎、しかも結構な濃度である(笑)。さすがだ。

 

映画自体は、何はともあれ競技(戦闘)シーンはぐうの音も出ない程の圧倒的なクオリティ。特に音。ディーゼルエンジンの音まで各車違うほどの拘りが炸裂。

でも、ストーリーが厳しい。全然納得いかない話運びと、いかにもアニメなキャラを押し出したセリフ回しで相当しんどい。

 

つまり、観客であるマニアな彼らの望む部分を全面に押し出した映画なのだ。そう考えればYahooの映画評で異常な高評価なのも納得できる、まさに需要に100%応えた機能主義的な作品なんだろう。かくいう自分も2度ある決戦シーンの見応えには大満足であった。

 

※大洗の街をしっかり描いた(であろう)市街地戦シーンは、却って実際の市街戦を想像して薄ら寒くなる程の迫力だった。これはちょっと…と見ていて思わず恐ろしくなってしまう程だ。

 

www.youtube.com

 

完全にソ連なプラウダ高校の公式Tシャツ、欲しい。買って帰る勇気が無かったが、普通にカッコイイよ!

f:id:teppay75:20181201190209p:plain