時空の歪み

1日の滞在でまた移動。今度はセマランにやってきた。

 

久しぶりに乗った、小型機。ボンバルディアである。

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まさに地方空港な、小さな小さな空港だ。昔は軍の基地だったそうである。

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更にその前は、きっと日本軍が作ったんじゃないだろうか、と睨んでいる。

 

これは…ATR72かな。かっこいいヨーロッパデザイン。

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仕事はその晩におしまい。後は1日ゆっくり過ごして帰るだけだ。

 

せっかくだし、未だインドネシアの何も見ていないし、朝から少し歩いてみることにした。

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ここセマランは緑が多く、深い谷による高低差もあって表情豊かで素敵な街だ。

 

ほら、こんな具合。

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ま、ゴミはこれでもまだマシなんである。インドネシアでは、ね。

 

ずんずんと歩く。朝9時頃の通勤時間帯、とてつもない量のバイクが襲ってくる。

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幼稚園?小学校?の前。

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ここでは、とにかく小鳥を飼っている家庭が多い。路地を入った住宅地では、皆軒先に鳥かごを吊るしている。文鳥っぽいのとか、オウムの類だとか。

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こんな鳥屋さんの小店もあるし。

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通りにはさえずりが響いていて、すーっと心が和む。

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大きめの通りではクルマやバイクのけたたましさで埋め尽くされているが、一本路地へと足を踏み入れると…音が消える。

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鳥かごがここにも見える。

 

猫や犬の扱いは決して良くはない。でも、ちゃんと生き延びている。

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恒例のスーパー訪問。大量のパパイヤ!1個50円ってとこ。

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サラック椰子という東南アジアに多いヤシの実、だそうだ。リンゴっぽい、らしい。実物はデカいライチみたい。

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様々な青野菜。手前は空芯菜。虫の穴があっても気にしない。

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様々な唐辛子。単純に数えても8種類!

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様々な海老と海産物。島国なので天然物は安いのかな。海老は100g70~100円。しかしサーモンはなんと280円だ!

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様々なお魚たち。見慣れない顔だと、ちょっと気持ち悪い…しかもあまり安くもないんだね。

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こんな小魚も、1パック150円と下手すると日本より高いぞ。ここまで綺麗にパックしなくても良いよ…気持ち悪い(笑)

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6kmほど歩いて、良い汗もかき、ホテル周辺まで帰ってきた。この辺りはこんなオシャレレストランもある。

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お昼からは、昔の市街地周辺に来てみた。大戦前まではオランダ領なので、そんな植民地様式の街が残っている。

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見ていると自然にモノクロ画像が立ち上る程、原型を保っている。しかし、これ程荒れていても住人はいる。

 

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町の広場に集う少年少女。

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駅前の池の周囲には、この暑さの中色んな人々が集っている。

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単にやる事が無いだけっぽいけれども。

 

ジャカルタまで向かう列車、の駅。

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良い雰囲気だ。

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こんな街の裏路地では、闘鶏をやっていた。人が集まり、店も集まり、賑やかである。

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もう少し歩き、住宅建材店のエリアのあたり。

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バナナと子どもと母親。

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こんな三輪自転車も、もはやノスタルジックな風景なのだろう。

 

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汗だくで歩きまわった、セマラン市街探検であった。

 

さっき訪れた駅へと向かうのだろう列車に遭遇。

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セマランの街は、古い雰囲気を色濃く残している。

戦時中の記憶も同じように色濃く、暑さもあって70年前にこの地にいた日本人の事を思い出さずにいられなかった。

本当に、タイムスリップしたような不思議な街であった。