1月28日は旧正月こと、春節。今年は酉年、という事でこういう画像を送り合って年賀状がわりに。
とはいえ、こういう画像を送るのは今や中高年がメインだそうで。若い世代は微信紅包での"電信お年玉"が主流だそうな。(最近は金額が88元とかから888元など、桁が上がりつつあって大変だとかなんとか…)
さて、今回出張が春節に重なったので、初めていろんな"お正月"イベントを体験する事ができた。もう、圧倒的である。こちらまで幸せな気持ちになれた。
"大晦日"はジャカルタにいた。祝日に指定されているこの地でも、色々とそれらしい雰囲気が多くはないが見られる。例えばデパート。
資生堂も春節対応。
SK-IIも限定パッケージを発売していた。自分でも購買欲をそそるデザイン。
スーパーでも大量の"お正月用品コーナー"を用意している。これはミカン(蜜桔)で、「春节食福桔」と言い"吉を食べる"という意味をかけて、広東や中国南部での正月用品の定番となっている。
このジャカルタやシンガポールでも、これを見るとここも南方の中国系文化の一部なのだと認識できる。
"大晦日"はこうして家族で食事をするそうな。ホテルにもたくさんの家族が来ていた。
手前には年糕(ニェンガオ)が切られている。これは黒砂糖風味の餅で、餅というかういろうっぽい食感なのだが、「年年高高」(ニェンニェンガオガオ、年々運気上昇)とかけて、中国南部で食べる。ただ、こんな色や大きさのものはほぼシンガポール周辺のみのようだ。
シンガポール、中華街では正月グッズ販売で大盛況。
肉干(バクワ)っていう定番の板状ビーフジャーキーも、春節には棒状だったりいろんな形でお正月用品として売られている。右のは…姿干しではないか…
今年は酉年、という事で至るところに鶏グッズが。
そして春节来了。
シンガ、中華街の真ん中には巨大な鶏が!4階建てくらいの高さがある。
反対側にもこんなゲートが。「牛车水」は中華街の本来の地名だ。
デパートも、こんな飾りつけ。
実際のところ、春節元日は人出は少ない。目にするのはほとんどが観光客である。ほとんどの地元民な方々は家でゆっくり家族と過ごしてるんだろう。
それか、こんなお寺(佛牙寺龍華院)に来てお参りか。
獅子舞も見たかったな♪
ホーカーズという屋台でも、正月料理が出ていた。鱼生(ユーシェン)は刺身サラダで、余裕の余(ユー)とかけている。
「捞起(ローヘイ )」と言い、願い事を言いながら豪快に落として混ぜて食べるんだって。
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お正月イベント"春到河畔(リバー・ホンバオ)"のある、マリーナベイのフロートに行ってみた。これが、凄かった!
巨大な鶏がお出迎え。大変な人出!
こんな風に大量のお店も出店中。
超巨大なランタンがそびえ立つ。これは財神という富の神様だ。
こっちは鶏。観客席を覆うように設置されている。
他にも数十のランタンが、マリーナベイサンズをバックに並んでいる。
それにしても人でごった返している。数万人規模。
イベントもずーっと開催してたり。
8時になると、大音響で花火が始まった!すぐ側で大量の花火のつるべ落とし!これが本物の春節かっっ!!
これが"大晦日"であれば、更に豪勢なものだったのかと思うと…圧倒的であった。大満足。
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この日の街なかでは、赤い服を来た子どもたちもたくさん見かけた。