【本記事は極力ネタバレせず記述していますが、心配な方は映画鑑賞後にご覧ください。】
1990年代、中国での銃刀法改正前の時代を舞台に、辺境の土地に放り込まれた生真面目な警官の物語。何もない砂漠の小さな町に巣くうならず者たちの、獣のような生態がノワールを越えた生々しさを見せる映画になっている。

www.youtube.com Trapped (2025) 大风杀 - Movie Trailer - Far East Films
【スタッフ & キャスト】
2025年 中国 131分
監督: 张琪(ジャン・チー)
出演: 白客(バイ・クー)、辛柏青(シン・バイチン)、郎月婷(ラン・ユエティン)、耿乐(ゴン・ロー)、孙宁(スン・ニン)、李晓川(リー・シャオチュアン)
【あらすじ】
1995年、全面的な銃器禁止政策である枪支管理法施行の前年、凶悪な頭目・北山【辛柏青(シン・バイチン)】が脱獄し、辺境の町・忙崖にやって来て、手下のならず者たちも多数集結を始める。
この町の警察官の夏然【白客(バイ・クー)】の傍らにはたった二人の同僚しかおらず、嵐のために外界との通信も途絶えている。この地に埋めた盗品の宝箱を探し出すため手段を選ばず、仲間割れも厭わずに街中を恐怖に陥れる。たった1丁の銃しか持たない警察側は、嵐が来るまで3人で必死に持ちこたえるしかなかった。
【感想】
1990年代、中国での銃刀法改正前の時代を舞台に、辺境の土地に放り込まれた生真面目な警官の物語。何もない砂漠の小さな町に巣くうならず者たちの、獣のような生態がノワールを越えた生々しさを見せる映画になっている。
最近の中国映画は、改めて社会派というかノワールな内容の作風が人気になりつつあるように感じる。ドラマ以上に特に映画では、「ロングショット(2024)」や「浴火之路(2024)」など、かなりこの種の作品がかなり増えているし、増加に合わせてバリエーションも拡がっていて、女性が主人公であったり、社会問題と結びつけて描くものも増えている傾向だ。
本作はそういう流れの中ではスタンダードで直球よりの描き方なタイプの作品で、容赦ない暴力表現、秩序なき世界の非情さを真正面から突きつけてくる。残酷な描写も多いので注意が必要だ。

その中でもこの映画が小ヒットしたのは、たぶん幾つか理由があり、上手い設定だなあとも思えるのが、白客(バイ・クー)演じる主人公のキャラクターと1995年という時代だ。
「唐人街探偵1900(2025)」や「長安の荔枝(ライチ、2025)」でも印象的ないい役を演じていた白客(バイ・クー)の出演のお陰で注目度がアップしたのは間違いない。とはいえ、今までこうしたハードな映画にあまり出ていなかった彼が出演していたのは少々不思議でもあった。だが彼の演じる主人公・夏然は、あえて生真面目でこの地域に不慣れという、見ている観客と似たような設定になっていて、いかにこのエリアがとんでもない無法地帯なのかを彼を通してよりはっきり実感できる。彼以外のまともな感覚を持つ者はみな被害者となり服従させられ、彼だけがまともな正義感を最後まで貫いてくれるという、わかりやすい作りだ。
そして1995年という時代の設定。リアルタイムに知っている訳でもないが、中国の治安はたぶん、文革が終わり改革解放が始まって数年後、そして俄に成金となった者たちがのさばり始めたこの時代が最も酷かったのだろう。多くの人民がまだ貧しい中、頭が回りさえすればのし上がれた時代。変化のスピードから遅れた地方なら、まさに銃規制が始まる直前のこの時期が最も危険な時代だったのではないだろうか。オープニングでの簡潔な説明を見ただけで「そんなヤバい時代だったのか…」と背筋が寒くなった。

そんな訳で本作のメインテーマは、主人公よりも、むしろこうしたならず者たちの方だ。この地域特有の大嵐が来るという慌ただしい時期。ハイエナのように男どもが金の匂いを嗅ぎ付けてしがない食堂にやって来る。本能だけで生き、明日には殺されるような刹那しかない生き様。奴らを統率する親分を演じる辛柏青(シン・バイチン)も、いつでもキレそうな狂気が溢れる佇まいが最高に恐ろしい。この、下っぱから上までどの男も常識など欠片も見えない、野獣のような生態を見せるのだ。
そこに立ち向かう小さな町の警官は、主人公を含めてわずか3人だけ。李晓川(リー・シャオチュアン)の演じるぼんやりした上司と新人だけという、話にならない頼りなさだ。
1990年代、北西部砂漠地帯の荒涼とした風景は、曹保平(ツァオ・バオピン)監督「追凶者也(2016)」や忻钰坤(シン・ユークン)監督「無言の激昂(2017)」、管虎(グェン・フー)監督「ブラックドッグ(2024)」など、中国ノワール好きには定番ともいえる舞台だ。そこで更に巨大砂嵐というちょっと大げさでマンガ的な仕掛けが入って、面白さが増していた。この種の世界観が好きな人なら充分満足できる、昨今の流行りを体現したような一作だった。
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【トピック】
◯ 本作は2025年4月19日に北京国際映画祭でワールドプレミア。メーデー休暇となる翌月5月1日から中国で全国公開された。公開初週の興収ランキングは马丽(マー・リー)主演の「餃子クイーーン!(2025)」や「サンダーボルツ*(2024)」などに次ぐ8位し、そのまま3週連続8位をキープした。興行収入は5600万元(12.2億円)。
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◯ 本作で冒頭から示される「枪支管理法」とは、1996年10月1日に施行された日本の銃刀法に当たる法律で、それまでの各地方の条例レベルに相当する办法(行政規則)でしかなかった「枪支管理办法」を、全国統一の「法律」に格上げし、民間での枪支(銃支)=拳銃の所持を厳しく制限=実質的に禁止するものとなった。
1996年までの办法では、地方によっては猟銃の所持が一般にも許可されていたり、流通プロセスの管理の甘さ、違法な銃器の摘発なども地方単位でしか行われていなかった為、法的拘束力の弱さが目立っていた。
◯ 監督の张琪(ジャン・チー)は、長年編集として馮小剛(フォン・シャオガン)監督の映画「芳華-Youth(2017)」や「只有芸知道 (2019) 」、姜文(チアン / ジャン・ウェン)監督「邪不压正 (2018) 」、董润年(ドン・ルンニエン)監督「被光抓走的人(2019)」、尹正(イン・ジョン)主演「扬名立万(2021)」などに携わってきた。
俳優としてドラマ「暖かくて、甘くて(2023)」に出演もしている。

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白客(バイ・クー)
◯ この地に赴任してきた警官の夏然。
◯ 元々大学生の頃に日本のギャグアニメを翻訳してネットに投稿するグループの先駆け「cucn201」の一人として2010年頃に知られるようになる(「ギャグマンガ日和」の中文翻訳は中国アニオタ史の大きなエポックだが、これを投稿していた)。
その後俳優として活動を開始、大ヒットしたコメディ・ウェブドラマ「万万没想到(2013)」で人気となり、世間に知られるようになった。順調にキャリアを積み重ね、周星馳(チャウ・シンチー)監督「人魚姫(2016)」、新聞記者を描いた「不止不休(2020)」、大ヒットドラマ「三体(2023、テンセント版)」、映画「来し方 行く末 / 耳をかたむけて(2023)」、そして今年の春節映画「唐人街探偵1900(2025)」と夏休みは「長安の荔枝(ライチ、2025)」などに出演。
大鹏(ダーポン)&庄达菲(ジュアン・ダーフェイ)と共に主演した大ヒット映画「年会不能停!(2023)」では、役柄が「オメガバース(ABO)」というBLと近しい二次創作での世界観内の設定で大人気となった。

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辛柏青(シン・バイチン)
◯ 脱獄し、町に隠した財宝を掘り出しにやってきた凶悪な盗賊のボス・北山。
◯ 一級演員で、特に初期は演劇で活躍しており、その後映画「空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎(2017)」で金鶏奨助演男優賞にノミネート。
最近ではウォーターボーイズの中国版「五个扑水的少年(2021)」でコーチ役を演じ、さらに张律(チャン・リュル)監督「柳川(2022)」で金鶏奨助演男優賞を受賞し、次作「白塔の光(2023)」では主演。陈凯歌(チェン・カイコー)監督の朝鮮軍を描いた3部作「志願軍 ~雄兵出撃~(2023)」と「志愿军:存亡之战(2024)」のほか、撮影から8年を経て公開となったSF大作「エリア749(2024)」にも出演した。
ドラマでは「A LIFELONG JOURNEY -人世間-(2023)」が知られている。

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郎月婷(ラン・ユエティン)
◯ 食堂「明日美食城」を切り盛りする女主人・李红。裏の顔も持つ。
◯ 1985年大連生まれのピアニストで、後に俳優活動も行うようになった。杜琪峯(ジョニー・トー)監督作「名探偵ゴッド・アイ(2013)」で俳優デビュー。
杨子(ラリー・ヤン)監督が知られることになった「喊·山 (2015) 」で主演、「モフれる愛(2019)」や「ライド・オン(2023)」出演を経て、この冬公開のジャッキー・チェン主演最新作「シャドウズ・エッジ(2025)」に出演している。
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耿乐(ゴン・ロー)
◯ ならず者たちの一味である曲马多。
◯ 今年映画「ブラックドッグ(2024)」を公開した管虎(グェン・フー / グァン・フー/クワン・フー)監督による主演映画「头发乱了 (1994) 」でデビュー。だが、同年に出演した名作の誉れ高い中港合作「太陽の少年(1994)」での、主人公の兄貴分・イクー役で一気に知られることとなった。
映画「开往春天的地铁 (2002) 」、「天使は白をまとう(2017)」などで映画賞を受賞。その他「面引子 (2011) 」、「疯狂72小时 (2014) 」、「1950 鋼の第7中隊(2021)」と続編の「1950 水門橋決戦(2022)」、「1921(2022)」、ドラマでは「長歌行(2021)」、「天才基本法(2022)」などに出演。
昨年は、鄭執(ジョン・ジー)の原作小説の映画化「刺猬(2024)」とクライム・サスペンス映画「扫黑·决不放弃(2024)」に出演している。

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孙宁(スン・ニン)
◯ 同僚である警察学校を卒業したての新人警官・简宁。
◯ 1994年生まれで舞台からキャリアをスタートした。すぐにドラマ・映画へも出演開始。ドラマ「ツンデレ王子のシンデレラ(2017)」や「全职高手 (2019) 」、「三悦有了新工作 (2022) 」、「華麗なる転身(2023)」など、映画では「あなたがここにいてほしい(2021)」などに出演している。

李晓川(リー・シャオチュアン)
◯ 夏然の上司である左罗。
◯ かまいたち山内氏にも似ている風貌の李晓川(リー・シャオチュアン)は、曹保平(ツァオ・バオピン)監督のノワール的な良作「烈日灼心(2015)」に出演した頃はまだ役名がつくのも少なかった。
だが最近では易烊千玺(イー・ヤンチェンシー / ジャクソン・イー) 主演のドラマ「長安二十四時(2019)」と映画「送你一朵小红花(2020)」、马思纯(マー・スーチュン)&王俊凯 (ワン・ジュンカイ)主演のディザスター映画「断·桥(2022)」、张艺谋(チャン・イーモウ)監督の最新作「第二十条(2024)」、難病ものの良作「⼈⽣って、素晴らしい(2024)」、ハートウォーミングな「来福大酒店(2024)」などに出演し、徐々に知名度を上昇させている。

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张本煜(チャン・ベンユー)
◯ 劇中でも会計と呼ばれる、ならず者たちの一味を演じたのは张本煜(チャン・ベンユー)。
◯ 2013年からのドラマ「报告老板!」シリーズや大人気コメディ「万万没想到(2013)」など、刘循子墨(リウ・シュンズーモオ)監督のコメディで知られるようになった。
その縁で尹正(イン・ジョン)主演のヒット作「扬名立万(2021)」に出演。「乗風破浪(2017)」、そして「ペガサス/飛馳人生(2019)」とその続編「飞驰人生2(2024)」と、韩寒(ハン・ハン)監督作では常連だ。
2023年には张涵予(チャン・ハンユー)&劉徳華(アンディ・ラウ)がW主演したクライム・サスペンス映画「93國際列車大劫案:莫斯科行動(2023)」、昨年にはDV夫から逃れる妻を描いた実話のフェミニズム映画「家出の決意(2024)」や日本翻訳大賞受賞作品が原作の「刺猬(2024)」に出演している。

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卓杰泽仁(ジュオジエ・ゼレン)
◯ ならず者たちの一味、多杰を演じた卓杰泽仁(ジュオジエ・ゼレン)。
◯ これが商業映画デビュー作となる。

李浩天(リー・ハオティエン)
◯ ならず者たちの一味・大头
◯ 李浩天(リー・ハオティエン)は1981年生まれ。演劇で活動しており、演出も手掛けている。映像作品では于适(ユー・シー)主演映画「欢迎来到我身边(2024)」などがあるが、辛柏青(シン・バイチン)とは彼の主演ドラマ「人活一张脸 (2008) 」で共演歴がある。
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桑茗胜(サン・ミンシェン)
◯ 灰驴を演じた桑茗胜(サン・ミンシェン)。
◯ 1987年生まれ。主な出演作は胡歌(フー・ゴー)主演のドラマ「偽装者(2015)」や「怒晴湘西 (2019) 」、「我是刑警 (2024) 」など。

李感(リー・ガン)
◯ 舌头役の李感(リー・ガン)は、1991年生まれで范冰冰(ファン・ビンビン)主演の映画「万物生长 (2015) 」でデビュー。以来、ドラマでは「開端-RESET-(2022)」や「問心(2023)」など、映画では共産党100周年記念映画「1921(2021)」や陈凯歌(チェン・カイコー)監督の戦争映画3部作「志願軍 ~雄兵出撃~(2023)」などに出演している。

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李延(リー・ヤン)
◯ 刘武役を演じた李延(リー・ヤン)。ドラマ「破氷行動(2019)」や张艺谋(チャン・イーモウ)監督の映画「ワン・セカンド 永遠の24フレーム(2020)」への出演などで知られるようになっていき、その後ドラマ「他是谁 (2023) 」や赵丽颖(チャオ・リーイン)&辛芷蕾(シン・ジーレイ)主演の映画「チャオ・イェンの思い(2024)」などにも出演している。
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薛旭春(スー・スーチュン)
◯ 马小志役の薛旭春(スー・スーチュン)は1994年生まれ。邱炯炯(チュウ・ジョンジョン)監督のロカルノ国際映画祭・審査員特別賞受賞作「椒⿇堂会(2021)」で映画デビューする。以来、「ハチ公物語(1987)」の良リメイク「忠犬八公(2023)」や「瞒天过海 (2023) 」、朱一龙(チュー・イーロン)主演「负负得正(2024)」など、映画をメインに出演している。

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萨布(サー・ブー)
◯ 女ギャング・徐美凤役の萨布(サー・ブー)。詳細は不明だが、1人で女子校を開校した立志伝の映画化作品「我本是高山(2023)」がデビュー作なので、まだ若いようだ。ドラマでも段奕宏(ドァン・イーフォン)主演「扫毒风暴 (2025) 」や「燃罪 (2025) 」、王子奇(ワン・ズーチー)主演作「余烬之上 (2025) 」などに出演している。
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李蔓瑄(リ・マンスァン)
◯ 妹・丽丽役の李蔓瑄(リ・マンスァン)はロンドン芸術大学を卒業後、デザイナーから俳優に転身した。张婧仪(チャン・ジンイー)と同様に周迅(ジョウ・シュン)と陳坤(チェン・クン)が立ち上げた事務所、东申未来(北京)文化有限公司に所属している。現在のところ、本作以外には廖凡(リャオ・ファン) 主演映画「来都来了 (2024) 」と、上の萨布(サー・ブー)と同じく段奕宏(ドァン・イーフォン)主演ドラマ「扫毒风暴 (2025) 」に出演した程度である。
