台湾映画「范保德 Father to Son」

范保德 Father to Son

 

 

范保德 Father to Son


《范保德》Father to Son 正式預告|08.17 不見不念

 

 

【スタッフ & キャスト】

2018年 台湾
監督:蕭雅全(シャオ・ヤーチュエン)
出演:黃仲崑龍劭華莊凱勛傅孟柏

 

 

 

【あらすじ】

壮年となり、人生の残りを意識し始めた主人公(黃仲崑)は、父親の過去を探るために息子と共に日本へと向かい、様々な人々と出会う。

【全部は見ていない。】

 

 


【感想】

予告編で日本の風景が写ったので、見てみた。台湾の何気ない生活が、淡々と描かれる。オッサンの周囲の人々の、穏やかな適度な距離感が見ていて気持ちいい。日本人と外国人とのやり取りは、ともすればギクシャクが目立ちすぎていたたまれなくなる事が多い。この映画でもその感覚が少し湧いてくるのだが、それでも描こうとするのは台湾人の方々の日本への愛着なのだろうか。ありがたいような、面映いような気持ちにさせられた。個人的には、それは他の国の映画ではまず見られず、台湾映画独特のものだと思ったし、ちょっとやりすぎな気すらした。 

 

 


【トピック】

○ 台北映画祭オープニング作品、監督賞受賞。
○ 監督の前作でヒット作「台北カフェ・ストーリー」同様、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)がプロデュースについている。