先日、深圳に行った際に感銘を受けたシェア自転車の台頭。それがシンガポールにも広まっていた!
深圳でもシェアが大きかったofoや、
mobikeもあるが数は少ない。
Singapore's Leading Bike Sharing Platform | Mobike Singapore
最も普及しているのは、シンガポール資本であるoBike。
2017年1月に営業開始で、半年後で既にこの感じだからあっという間に普及したと言えるだろう。4月には台湾でもサービスを開始したようだ。
少し郊外の駅(ここはMRT Boon Lay駅だっただろうか)では、出口にこの通り、大量にoBikeが溢れている。中心部でもたくさん存在していて、使用に困ることはない。
という事で、ものは試しとoBikeをシェアしてみることにした。
アプリをダウンロードし、支払い方法を登録する。
この支払い方法登録の際、mobikeなどのキャリアはシンガポール(か中国)の電話番号を求められるから注意が必要だ。それらのシェア自転車キャリアも試したが、僕のような現地の番号を持たない旅行者などの場合、使えるのは結局このoBikeだけという結果になった。
oBikeはクレジットカードの支払いが可能だ。デポジットが最初に50SGD取られるので注意。
それらが終わると、画面上に自転車達が表示される。中心部のBugisエリアでもこのようなレベルで簡単に見つかる。
自転車のマーカーに触れればその自転車を「予約」もできるが、意外に場所がズレていたり見つけるのが面倒くさい時もあり、僕はまず見つける事を優先して使わなかった。
裏道にあるという事で行ってみると、食堂の裏に従業員用にまぎれるように置かれていた。通勤で使っているのだろうか(笑)
ともあれ、後輪にあるこのQRコードをスキャンする。
そうすると「ピー」と音がして、この鍵がガチャンと自動で外れてスタート準備完了。時々、自転車の調子が悪いこともあるので乗り始めには注意!
では出発!15分は無料である。
13分乗ってアラブストリート辺りで乗り捨てる。歩道に同じようなoBikeがあったので、その横に停めて鍵を下ろしたら、また「ピー」。これで体験は終了だ。めちゃくちゃ手軽である。
この後なんども乗ったのだが、便利さは間違いない。現状、場所によっては多少迷惑になるかもしれない具合だが、日本では確実に問題化するだろうから、この折り合いがどうやってつけられるかが、日本での普及のハードルだろう。
また、シンガポールの場合街の中心部で乗るのは若干注意が必要だ。歩道がきちんと整備されていなかったり、歩道まで飲食店の椅子やテーブルが並んでいたり、なにより歩行者が自転車にあまり意識がない。自転車の量が少ないのでほとんどの人が気に留めて歩いていないのだろう。使うには少し離れたエリアの方が気楽で楽しい。
しかしこのoBike、一度トラブルもあった。急いでいた時に「ピー」という終了の音を聞いたか微妙なタイミングで、そのままやってきたバスに乗り込んだ。どうもスマホと通信が取れなくなって終了確認が終わらなくなったらしく、課金が止まらない。どんどん課金されていく中、また自転車まで戻ってきたら、ある程度近づいた瞬間あの「ピー」音が響き、無課金になって終了となった。必ずスマホまで確認して乗り捨てることが大事である。