新しい朝ドラの、宇多田ヒカルの主題歌が素晴らしい。
iTunesで初めて曲を買った。
そもそも、音楽を買ったのは何年ぶりだろうか。
初めて耳にした時、いや、それは次の日のドラマの時。
ドラムの音がやけにこちらの耳を引っ掛ける事に気づいた。
誰が聴いてもわかる宇多田節だから、よけいにそうなった
のかもしれない。
全域に張り詰めた緊張感が僕の心をも、ぐっぐっと押し寄せる。
とても柔らかい曲なのに。
もうひとつ、何ヶ所か吐息を入れている事に気づいて、ハッとなった。
サビのコーラスも花びらが舞うように、フワッフワッと重ねて、
柔らかくアゲていく。
テンションのスタート地点がピアノソロとのパートだとしたら、
吐息によって少しマイナスまで落とし、ストリングス&コーラスの
クライマックスもあくまで柔らかく、うっすらと仕上げている。
ああ、丁寧な仕事。