Kandyからの帰りは、いつもの車で4時間ドライブがうんざりだったので、鉄道をチョイス。
これはヤバイ!
年代物の車両だが、最後尾は展望車になっているのが出色。
広さも手頃で、混み具合も手頃な、いかにもな地方駅の空気感が漂う。
こっちは普通列車。フランス国鉄っぽい? どうやら60年代っぽいな。よく見ると自連がリンク式との併用じゃないか。出自をよく伝える部分。
手配の際に、取引先から上等席をしきりに勧められたのだが、あえて普通席をお願いした。すると、シートは想像以上にボロい(笑) 全席指定だが、ビニールレザー張りのリクライニング無し。もちろんエアコンも無し。
いや、それにしても良いねえ!
このカップルは、えらいアツアツでそこら辺でイチャついていた(笑)
ほぼ満席。僕の隣は学生っぽい若い男だ。
2時間半で車より相当早い。と思っていたら、それもその筈、結構飛ばす。こんなボロ客車で大丈夫かという位、70~80km/hは出してんじゃないか。ガンガン揺れるし、どっかで始終キーキー音がしてる。
途中の駅での入れ替えシーン。
コロンボの街に近づくに連れ、他の列車も目につく。そっちももちろんドアは開きっぱなし。この距離感が笑う。
何のためのドアなのか。
キャンディを3時に発ち、6時前の夕暮れ時にコロンボへと近づいてきた。
良い旅だ。次回もまた乗ろう。
今回のコロンボでのホテルは、とてもクラシック、かつ適切なアップデートで大変に素晴らしかった。
どうやら昭和天皇も泊まったらしい。マジか…
エレベーターですら、この格調高さ。
夕暮れ時に、まさにサンセットを見ながらの素敵な時間を過ごすことができる。
そんな場所に、ガンガンど真ん中を占拠する欧米系女性。まさにSATCそのままの、流石としか言えない楽しみ方だ。
スリランカには、なぜかドイツ人の旅行者が多いらしい。
紅茶がメインのスリランカ文化で、数少ないコーヒーショップ。その名もLondon House of Coffee。
アイスコーヒーはこんな感じで出てくる。
アイスのブラックコーヒーは、アイス・アメリカーノがどこでも共通語。今回の旅で覚えた。
少々暑いが、とっても静かで素敵な時間を過ごしながら「ソフィーの世界」を読むことができた。