今年はなんだかんだと映画をよく観た年だったので、ベスト5を選んでみた。ただし今年公開作だけでは無い。
1. 亲爱的
この映画を見て中国映画の底力を思い知った。検閲だとか、日本では情報統制の話が先行しているけどこういう話は当然皆認識しているし、こうした映画にもなるし、何より著名人がきちんと関わっていこうという問題意識がある、そういう常識を含めて示唆に富んだ良作。
自分の目の前でカルト映画が生まれ育っていく。多くの人が言うように、その過程を共有できた同時代性そのものが幸せな映画体験だった。数十年ぶりに2回も見に行ったよ。
3. 左耳
美しい厦門の海岸。美しい若者たち。どこにでもあり、もちろん中国にもある。
4. DOPE
音楽映画って色々あるが、難しいジャンルだと思う。正解の一つはこういうのだろうと思わせる、ベストバランスの映画だった。小気味いい。
5. HEAT
揺るぎない王道ハードボイルドなのが映画自体から漂ってくる。なによりも素晴らしい音響。
今年こんなに映画を見たのは、結局のところ中国映画とマッドマックスというきっかけがあったからだ。その2つが新しい希望を持たせてくれたお陰で、他の映画もどんどん見る気になった。あと、面白そうなスパイ映画も多かったしね。
他に見たのは概ねこんな辺り。約20本。
あと、「インサイドヘッド」とか「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」、「フォックス・キャッチャー」、「進撃の巨人」、「ジュラシック・ワールド」なども見たり、途中で終わったり。