自分は衆愚なのか

この本を読んだ。

シビリアンの戦争――デモクラシーが攻撃的になるとき

 

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シビリアンの戦争――デモクラシーが攻撃的になるとき
三浦 瑠麗
岩波書店
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折しも集団的自衛権の問題がかまびすしい時期。

この本で印象的なのは、イラク戦争でのアメリカ世論の反応だ。あの頃を思いだす。戦前の日本だって、ナチスの頃のドイツ人だって、皆世論=プロフェッショナルではない人々は右へ左へと日和見的に言質をころころと変えていたのだ。

 

翻って自分はどうなのだろうか。適当に、都合よく、情報を書き換えて理解してはいないのか。「自分たちで考える」という事自体に安心してはいないか。

 

軍人というプロフェッショナルの意見、という捉え方。

 

今のところ、本当の"局面"には達していない以上、選択肢というカードは増やしておいて問題ないと思っている、だが根拠はない…