こんなドラマが公開されるという話。
この記事「ナチスドイツと日本に支配された米国」を描く名作SFがドラマ化(予告動画) @wired_jpで知った。
もし日本とドイツが第二次大戦に勝利していたら、もしアメリカが彼らに分割統治されていたら…という話。なんだろう、この設定だけで衝撃的だった。
至るところでこの話を目にしているにも関わらず、"想像したことすら"無かった。もうそう思った時点で、"想像しなかった事"自体がとても悪いことに思えてしまい、恥ずかしさや後ろめたさのような感情を覚えた。
"あの日本"と今の日本は、違うと思っているのは自分たちだけで、でも何故そうなのかとはちゃんと説明できない。ドイツだってそうだ。「もしあの時こうなっていたら」僕らはこうはならないと思っていても、何故ならないとは説明できない。
他の人々はこう思っていても何も不思議じゃない。
パイロット版がネットに上がっていた。ステレオタイプもあるけれど、ぐうの音も出ないものを胸元に突きつけられている感じ。
http://www.youtube.com/watch?v=MnO_erWJAgA
フィリップ・K・ディックの原作は、とりあえず読むことにした。
高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)
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フィリップ・K・ディック
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