桜の季節である。花見はまだ、してない。
満開の報道があったその日、祇園白川はとんでもない人出であった。もうテーマパーク。外国人比率は半分以上だろう。楽しまれているようで何より。ウチのカプセルホテルにも多数の外国人が連日泊まっていて、仕事が楽しい。
そんな日々に、悲しいニュース。愛用のイヤホンが断線、である。音が途切れる。使用は半年以内… 何度かiPhoneを落として引っ張るようにしてしまったし、元々断線しやすいようだし、仕方がない。中古で買ってるし、な(笑)
そんな事があってから、色々と後継を探していた。なかなか思うような中古がない。新品は高くて買う気がしないしな…と思案していたら、素晴らしい情報を発見した。
以前、同じく断線して泣く泣くお蔵入りにした高級イヤホンがなんと復活できると!ヒュー!
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前にバラしたケーブル、実は交換可能な構造なのだそうだ。なんだよなんだよ、それを先言えよ(笑)。という事でサードパーティのケーブルを早速注文。でもこのケーブル、9,000円もするので冷静な判断かと問われると微妙である。"Hand made China"と、これまた微妙な文言が(笑)
10ヶ月のご無沙汰。いやあ、残しておいて良かった。
改めて、これを通して聴いてみる。以前の印象通り素晴らしい音質、だけど以前ほどトガッた印象でもない。ER-6iと比べると、こっちの方が音が丸い。安物はよりわかりやすい性格付けをされてるんかしらん。
あまりに音がよく、気持ちが高まったあまり、そのまま他のイヤホンと比べたくなってきた。では、さっそくヨドバシに行ってみよう。
お気に入りの曲~オペラ、クラシックとか色々試してる内に京都駅に到着。鼻息も荒く、イヤホンコーナーを目指す。
まずは真っ先に目に入ってきたド定番モノ、Ultimate Ears。
音はER-4より低音が出るが高音はそれほどでも、と聞いていた。が、めちゃ高音出てるよ。というかシャリシャリしている。
それよりも問題なのは、イヤーピースのサイズとか形状のせいで遮音が甘く、音に集中しずらい。この後の展開を省みるに、この問題は装着しやすさを考慮した、あえての設計かもしれない。
知らなかったブランド Final audio design、日本産らしい。
これは良かった。より豊かな低音、柔らかいけど綺麗に出ている高音。まろやかなだが存分に美しい音だ。
Bang & Olfsen はスピーカーが我がEtymo製だそうだ。確かに似たようなはっきりした音。でもちょっとキンキンするぞ。※帰って確認したらB&OはOEMでは無いそうな…あっそ…
たぶん最も支持されている高級イヤホンのスタンダード、ShureのSE535。僕らにはレコード針やマイクのメーカーってイメージだったのにね。
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いわゆる"Shure掛け"装着の仕方が複雑、なのになんか緩い。あんま遮音されない。音は確かに高い再現性を狙っているようだが、それにしても高音がシャリシャリだ。低音も出ているが分離してる感じもなくて、全体に刺激が強すぎる感じ。
せっかくだってので、あまり知らなかったKlipschというところのも試してみた。細いのでガッチリ耳の奥まで差し込める。音は全体に繊細でバランスも良く、Final Audio Design並によかった。
しかし、どれもこれも遮音性がまるで低く、ER-4の比でないレベルである。この点だけでせっかくの音質を活かせてない気がする。しかもネットで見ていたレビュー類とは印象が違い、ER-4が一番丸く感じた。
高い音は爽やかに、低い音はかたまり感をもって聴かせてくれて、細かな音までしっかり分離して聴こえる、しかも静寂な空間まで作ってくれる、ああER-4、なんて素晴らしいイヤホンなのだ。というオチでした(笑)
これで自転車の時は邪魔にならないBluetooth、それ以外は最高の音質なER-4Pという最強の布陣が完成した。ワッハッハ。
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帰りは四条に立ち寄り、カレー専門店へ。しばらく前からカレー屋さんのカレーを試してみたかったので。辛すぎず、肉も柔らかく、美味しかった。
早くも散り始めている高瀬川の桜である。