ニュージーランドへは成田から行くしかない。しかも10時間もかかる。それさえ無ければとても素晴らしい国だった。これ以上の国はなかなか望めない気がする、そんな環境だ。実質3日間だったけど、すぐにでも引っ越ししても大丈夫な程、納得の満足度。
という訳で。
成田往復は、行き帰りでそれぞれ乗ったことのない列車に乗りたかった。行きはまず京成上野駅へ。朝から仕事をしたら時間が押して、結局東京滞在は叶わず。
成田へ行くなら、やっぱりスカイライナー。知らぬ間にガンダムみたいな車両に変わっていた。山本寛斎デザイン。シートは薄いけどコンセント全席常備で快適&速い。千葉ニュータウンの切ない風景を眺める車窓が味わい深い。
そこから10数時間を経て、オークランドの中心部近くにあるホテルに到着。まるでイギリスのような風景。
丘の上にあり、眼下に海が見えるという予想外な素晴らしい風景。
目の前はバラ園なのである。
海が見える、けどビーチではない(笑)。
チェックイン時間まで2時間あるという中途半端な時間なので、恒例の散歩に出かけた。30分ほど歩いて中心部にたどり着いた。
公園が多い。
カモがくつろいでいる。まるで鳩。
ちなみに季節は夏である。日本で言う9月頃の感じだが、長袖シャツでないと夜が寒いレベル。とても夏とは思えない快適さ。
そしてまたホテル方面に戻る。雰囲気の緩やかさが印象的だ。とても安心感が強い。
まるで500日のサマーを思わせる、できすぎた環境。
ホテルの近くにある賑やかなエリアはParnellという。ここがとても快適なエリアだった。賑やかすぎない雰囲気、多すぎない人、広すぎない規模、開けた空。こういう場所がそばにある住環境が一番いいと思う。
初訪問だし、昼間だし、という事でローカルっぽいハンバーガー屋で昼飯。
ピーナッツ・ピストンという名のサテーソースなバーガー。旨い。
丘の上の街という感じで、結構な急坂が周囲を囲む。家並みの雰囲気が統一されていて素晴らしい。
少々せわしないが、一旦チェックインに戻ったら改めて中心部に。バスの乗り方もマスター。
アジア系・インド系もいるが、皆の雰囲気が同じで、全員がこの街に溶け込んでいる印象だ。これがありそうでない。大都市になればなるほど、"不適合"な人の割合が増えてきて、雑多な印象になっていくのに、この街はその一歩手前でバランスしているようだ。
初日で若干どうかと迷ったけど、電車に乗ってクルマ屋の多そうなエリアに行くことにした。イギリスっぽいというか、ヨーロッパ的なデザインの鉄道である。ちなみに狭軌。
30分ほどのノンビリした道程を経て、無事にManukau駅に到着。これまた素晴らしいデザイン。最近できたようだ。
オークランドはものすごい寿司屋が多い。それこそ至るところにある。で、これはなんだ?ブルース・リーとの関連は全く不明(笑)
延々と国道脇みたいな道を歩く。この国はどうもレンタカーが便利なようだ。でも、淋しい風景でもアメリカのように治安を気にする必要は感じない。これは結構すごい事である。
6時ころに改めて中心部に帰還。日が暮れるのが遅いようで、感覚ではまだ4時頃といった明るさである。しかし人々は5時を過ぎると既にオフモードだ。夜はこれから。
美しく整った町並み。
Parnellに戻ってきた8時頃、ようやく夕暮れのロマンチックな光景になってきた。美しい。
気楽な雰囲気のお店で、ステーキ!ステーキ!店員もフレンドリーでナイスでした。
という訳で、1日目終了。
この後、6時間仕事していたのだけれど…