1時間を金鐘で過ごし、残り1時間。初めての場所、移動はもちろん歩きである。
近所にあり、初心者にも良いと書かれていた飲茶美心皇宮がある中環の香港大会堂方向へ向かった。
現場を少し離れると、あの物々しい雰囲気は跡形もなくなる。
大会堂へ着いたけど、改めて調べたら閉店時間中じゃねえか…という事で諦めて中環の中心部に歩を向ける。
おお、これぞ。
しかし、ここら辺は電器店や雑貨的な店が多い。買い物には良さそうだけれどファーストフードしか見つからない。
ぐるぐる歩いて、ここにした。てか、ここしか見つからない。
4時すぎの店内、中にはサラリーマンが多め。どういう使い方でこの時間にいるのだろうか。英語で話しかけるだけで観光客と理解してくれるので話が早い。
よくわからんが、経費の所持金が2,000円程度しか無いので、このセットBにする。事前に調べていて食べたかった腸粉があるしね。水餃麺ってのとお茶と合わせてHKD46=700円くらい。
普通のお茶というと、ミルクティーが出てきたぜ…
細くて固めの麺と一緒にエビがごろごろと入った水餃子。確かに美味い。しかし餃子はそこまで主張しまくるって訳でもないので普段食べるのに丁度いいかもしれない。薄味スープ。
もちもち腸粉。黒い甘酢?的なのと胡麻ペーストがかかっていて甘~いお味。この甘さでこの量は、メシとしては多すぎな気もするが、シェアするなら良いのかな。腸粉そのものは完全にお気に入りだ。
後で調べたらこの池記というお店、水餃子が高評価らしい。食べられて良かった。
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ちなみに、薦められており絶対に食べたかった蝦餃(エビ餃子)は食べれず、仕方がないので空港で食べてみた。いくらだったか。空港であっても確かにプリプリして美味しかった。
日暮れ迫る時間。リミットも迫る。
当初の目的は達したし、イミグレもあるし余裕を持って空港へ戻ることにした。滞在2時間の香港初体验。
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そういえば、香港の高級車具合は予想に違わず高かった。
こんな風に、さらりとテスラが給電中といった具合。この比率は東京より高いのではないか。
たった2時間で、何も見てないに等しいとはいえ、それでも香港は強烈にインパクトがある体験だった。
1. 街の雰囲気
例えば何年か前のシカゴ、シンガポール、東京もそう。景気が良い都市は雰囲気が違う。背中を押してくるような気圧されるものが香港にもあった。都市の楽しさの大きな要素をちゃんと持っていて、やっぱり一流なのを体感する。
2. 文化の深み
言葉が違うのも含めて、中国文化が簡単にわからなそうな深遠な文化なのだと改めて感じ始めているところだったので、それを更に強力に実感した。もっともっと知りたくなりつつあるし、中国語(漠然としてるなあ)も勉強して、せめて読めるようになりたい。
山裾に高層ビル群が立ち並ぶ風景は、この日は特になのかわからんけれど、霊的な雰囲気も感じたし、それこそが正に自分の感じた香港感そのものだ。
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帰りの空港で、こんな本を買った。レシピ本。特に野菜多めの家でできそうなメニュー多めのやつ。中国語は、こういうのから入る方が理解が進むでしょ、多分。実際なんとなく分かる感じだし。
それにしても平積みのラインナップがすごい。おどろおどろしい雰囲気が立ち上っている。これが正常な反応という気もする。
さて、それでは本来の目的地へ向かおう。