なんだか途中で一度挫けそうになったのに、いざとなるとこんなタイミングに読み終わった。関空に向かいながら感想を書く。
戦前から戦後まで、ハルカの幼少から孫が成長する頃までの一代記。
いつの頃も時間がゆったり流れていて、そのタイム感が昔っぽくて惹かれる。でも最初の頃はなんだか男を理解してないような表現が多く、どうにも気が乗らずしばらく読むのが停滞したりもした。あれはハルカの思いに合わせて描かれていたんだな。
後半になるとどんどん男女ではない心に皆が変わっていく。これも成長。自分も後半の年齢に差し掛かってきて、この色々あっても慎ましい家族が羨ましく思えた。
でも、夫大介から描いたら全然違う話ができあがるんだろうな。